平成21年5月22日
出版コンテンツ市場
106-106 奥出拓摩
専門店における市場規模(「株式会社メディアクリエイト」調べ)
専門店の売り上げベースでの市場規模は、2007年は406.7億円、2006年は413.3億円となった。
雑誌やコミックスが停滞する一方でライトノベルは伸びを見せ、この傾向はここ数年続いている。ライトノベルは専門店との親和性が高いが、コミックスは一般店でも購入しやすいため、一般市場と比較して占有率が低くなっている。
一般市場全体における規模(「社団法人 全国出版協会 出版科学研究所」調べ)
2006年のオタク関連出版の推定販売金額は、[書籍] [雑誌] [コミックス]の3部門合計で1638億円となった。内訳は、[書籍]:推定523億円、[雑誌]:推定479億円、[コミックス]:推定635億円となる。
出版市場全体での総販売額は2兆1525億円で、オタク出版の販売金額占有率は7.6%となった。部門別に見ると、[書籍]:5.8%、[雑誌]:4.8%、[コミックス]:25.1%であった。
〈定義〉
・明確にオタクをターゲットにしたと見られる出版物
・明確にオタクをターゲットに含んでいると見られる出版物
参考文献
メディアクリエイト(2007)『2008 オタク産業白書』株式会社メディアクリエイト
出版科学研究所ホームページ:http://www.ajpea.or.jp/