平成21522

出版コンテンツ市場

106-106 奥出拓摩

 

専門店における市場規模(「株式会社メディアクリエイト」調べ)

専門店の売り上げベースでの市場規模は、2007年は406.7億円、2006年は413.3億円となった。

雑誌やコミックスが停滞する一方でライトノベルは伸びを見せ、この傾向はここ数年続いている。ライトノベルは専門店との親和性が高いが、コミックスは一般店でも購入しやすいため、一般市場と比較して占有率が低くなっている。

 

一般市場全体における規模(「社団法人 全国出版協会 出版科学研究所」調べ)

2006年のオタク関連出版の推定販売金額は、[書籍] [雑誌] [コミックス]3部門合計で1638億円となった。内訳は、[書籍]:推定523億円、[雑誌]:推定479億円、[コミックス]:推定635億円となる。

出版市場全体での総販売額は21525億円で、オタク出版の販売金額占有率は7.6%となった。部門別に見ると、[書籍]5.8%、[雑誌]4.8%、[コミックス]25.1%であった。

 

〈定義〉

明確にオタクをターゲットにしたと見られる出版物

明確にオタクをターゲットに含んでいると見られる出版物

 

 

 

参考文献

メディアクリエイト(2007)『2008 オタク産業白書』株式会社メディアクリエイト

出版科学研究所ホームページ:http://www.ajpea.or.jp/