平成20年6月27日
オタクの出現率
オタクの出現率
2004年8月に野村総合研究所が行った「趣味やこだわりに関する生活者調査」の分析の結果から、消費性オタクの出現率を生活者全体の約11%、心理性オタクでは全体の約36%であると特定した。また、消費性オタクであり、かつ心理性オタクである層、すなわち中毒的で極端な消費行動を示し、かつ心理的にもオタク的な特徴を有する生活者を「オタク」と定義づけた。この「オタク」の出現率はおよそ3.6%、つまり28人に1人の割合でオタクが存在することになる。
また、「消費性オタク」「心理性オタク」「オタク」の出現傾向は、対象分野により特徴がある。例として、コミックやアニメなどのコンテンツ分野では「心理性オタク」の出現率が高く、芸能人や鉄道といった分野では「消費性オタク」の出現率が高くなっている。
参考文献
野村総合研究所オタク市場予測チーム(2005)『オタク市場の研究』東洋経済新報社