平成2059

オタク狩り

106-106 奥出拓摩

 

金銭奪取行為としての「オタク狩り」

この場合の「オタク狩り」とは、オタクを対象とした金銭奪取行為を指す。金銭を持って買い物にやってくるオタクを対象とするので確実に金を取れ、かつオタクは弱いと思われていることから、加害者側としては「反撃されるリスクが低い」と考えるため横行するようになった。

加害者側は「汚くて臭いオタクを退治する」という意識のもとで襲撃している。そのため違法行為を犯しているという意識が薄く、自己の行為を正当化するケースが多い。また、このような場合再犯率が高く、逮捕されても反省しない者もいる。

これの一種として、コミックマーケット参加者を標的とした「コミケ狩り」というものがある。

 

警官による職務質問としての「オタク狩り」

この場合の「オタク狩り」とは、週刊SPA!200521号の記事において、秋葉原などにおいて警官が無抵抗なオタクに職務質問を行い、カッターナイフの所持などを理由に「任意出頭」させる事例を指している。「逮捕」された経験を持つ者の証言によると、新人警官の研修のような感覚で職務質問されて逮捕されてしまったとのことである。

実際、秋葉原を管内に抱える万世橋署では、02年には、銃刀法違反容疑での事件送致の件数は1年間で3件しかなかった。それが03年には7件、04年には35件に増え、05年には84件と急増している。

 

 

 

参照

朝日新聞ニュースサイト:

http://www.asahi.com/national/update/0605/TKY200706050286.html

ウィキペディア[おたく狩り]:http://ja.wikipedia.org/

探偵ファイル:http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop/0208/09_01/index.html

http://www.tanteifile.com/diary/2008/01/04_01/index.html