2009116

セブン-イレブンのフランチャイズ(1)

106-007  赤羽 航

 

 セブン−イレブンはフランチャイズ展開しているコンビニエンスストアチェーンである。セブン−イレブンに加盟するための条件は、夫婦または同一世帯の親子兄弟で経営に専念できる55歳までの人物である。また、契約期間は15年間で、更新もある。セブン−イレブンのフランチャイズにはAタイプ、Cタイプの2種類がある。Aタイプは店舗の土地、建物をオーナーが用意するタイプ、Cタイプは店舗の土地、建物をセブン−イレブン本部が用意するタイプである。Aタイプの加盟金(成約預託金)は、3075千円が必要である。内訳は、研修費525千円、開業準備手数料105万円、自己資本150万円である。また、Cタイプに必要な加盟金は255万円であり、内訳は研修費525千円、開業準備手数料525千円、自己資本150万円である。

 セブン−イレブンのフランチャイズ・ビジネスの基盤になっている制度、システムは3つある。まずは、「オープンアカウントシステム」が挙げられる。これは小規模な資金から事業をスタートさせ、安定した事業運営を進められるように考えられた決済、融資の仕組みである。次に、加盟店と本部が売上総利益を一定の割合で分け合う「荒利分配方式」がある。これはフランチャイズ店舗の形態によって変化する。土地、建物をオーナーが用意するAタイプの場合、売上総利益の43%が本部の取り分である。また、土地、建物を本部が用意するCタイプの場合、売上総利益に対してスライドチャージ率を掛けたものが本部の取り分である。ただし、どちらも5年経過後や、15年契約更新後などの条件により、チャージ率が変動する。最後に、「最低保障制度」がある。これは、オーナーに年間総粗利益額を保障するものである。Aタイプならオーナー総収入は1900万円、Cタイプなら1700万円である。

 

 

 

 

参考資料

 

セブン-イレブン・ジャパン  http://www.sej.co.jp/index.html