2009年9月8日
ローソンの業務提携―マツモトキヨシ
106-007 赤羽 航
2009年8月24日、株式会社ローソンと株式会社マツモトキヨシホールディングスの業務提携が発表された。これは、2006年6月に成立し、2009年6月に施行された改正薬事法を受けてのものである。これにより、店舗に薬剤師がいなくても、登録販売者の資格を持つ者が常駐していれば大半の一般医薬品を扱うことが可能になる。
ローソンとマツモトキヨシは、共同出資会社を設立し、新業態店舗を設立する。売り場面積は従来のコンビニの2、3倍である300平方メートル程度になる見込みであり、一般のコンビニ商品に加えて、大衆薬や化粧品などを販売する。なお、新業態店舗は地域によって営業時間を変える方針である。
業務提携の具体的な内容は今後協議されていくが、以下の項目が挙げられている。
1 人的資源の活用
両社の社員を出向させ、ノウハウを共有する。
2 商品に関する内容
(1)プライベートブランド商品の共同開発
(2)ナショナルブランド商品、両社の既存プライベートブランド商品の相互活用
3 新業態店舗の展開に関する内容
(1)新業態店舗の開発
(2)新業態の店舗展開のための合弁会社の設立
4 その他
(1) loppiやATM等、ITの共同活用
(2) 既存事業の店舗開発に関する情報交換
(3) 什器備品の相互供給
(4) 環境問題への対応
参考資料
コンビニウォーカー http://cvs.main.jp/
株式会社ローソン http://www.lawson.co.jp
ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki
『日本経済新聞』(2009年8月24日)