2009年6月12日
ローソンの業務提携−am/pm
106−007 赤羽 航
2009年2月25日、株式会社ローソンと株式会社レックス・ホールディングスとの間で、基本合意書が締結された。これは、ローソンがレックス・ホールディングスの子会社であるエーエム・ピーエム・ジャパンの全株式及び全貸付債権を取得するものである。この背景には、親会社のレックス・ホールディングスの経営不振と、am/pmの2007年度決算の債務超過が原因と見られる。実質的な買収金額は150億円を予定していた。
2009年3月14日には、株式会社ローソンと株式会社エーエム・ピーエム・ジャパンとの間で、包括的業務提携契約が結ばれた。内容は、店舗運営・店舗開発・商品取引その他で包括的な業務提携を行うこと、両者メンバーによる経営統合委員会を設置し、合併に向けた協議を行うことである。
am/pmは首都圏に集中的に出店しているため、ローソンはam/pmを買収することで首都圏のシェアを拡大する狙いがあった。
しかし、2009年5月19日に、エーエム・ピーエム・ジャパンの全株式及びエーエム・ピーエム・ジャパンに対する全貸付債権の取得見送り、エーエム・ピーエム・ジャパンとの間の包括的業務提携契約の解消が発表された。これは、今回の取得の条件であった商標権者(米国法人エーエム・ピーエム・インターナショナル)の合意を得ることができなかったからである。これにより、ローソンのam/pm買収は白紙になった。
参考資料
株式会社ローソン http://www.lawson.co.jp/
ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki