4月17日
守屋秀之
「戦国時代」と戦国大名
・ 語源
応仁の乱以降の乱れた世相を、古代中国の「春秋戦国時代」になぞらえ「戦国の世」と表現したのが語源
・ 概要
幕府権力が著しく低下し、全国各地に戦国大名と呼ばれる勢力が現れ、相互に戦闘を繰り返すとともに、領国内の一元的な支配の傾向を強めていった。こうした戦国大名たちによる群雄割拠の時代のことを言う
主な戦国大名
関東・・・小田原北条氏
中部・・・上杉氏(越後)、武田氏(甲斐)、織田氏(尾張)
近畿・・・浅井氏(北近江)
中国・・・宇喜多氏(備前)
九州・・・大友氏(豊後)
・ 領国経営
領国は高い独立性を持っていて地域国家と呼べる実態だった。また、戦国大名たちは家臣を組織し、領国周辺に移住させて城下町を形成させた。また、紛争を調停する基準として分国法を制定した。こうした戦国大名たちによる領国支配体制を大名領国制という。
参考文献
大和田哲男「戦国大名」中央公論