東洋思想一筋に50余年

明徳出版社

                                                        22101

                                                          守屋秀之

 

・明徳出版社は、儒教関連の書籍を中心に出版活動を行っている日本の出版社。東洋の思想学問の出版刊行を目的に、1954年(昭和29年)12月に安岡正篤の主導の下設立された。安岡の初期・中期の著作を多数出している。

 「中国古典新書」(正・続併せ約130巻)を始め、朱子学の根本文献「朱子学体系」や、陽明学の祖「王陽明全集」を刊行している。日本の儒学では「日本の思想家」や、江戸時代に活躍した中江藤樹、二宮尊徳、佐藤一斎、山田方谷などの現代語訳も含む著作・伝記を多数出している。他には朱子研究者の「岡田武彦全集」などがある。

 

◎主な出版書籍

・「岡田武彦全集第16巻・朱子の伝記と学問」・・・中国の哲学の主流として、後世に絶大な影響を与えた朱子学。その成立から発展に至るまでの学統や思想の特色を多角的に論じた朱子学理解の必読書。

・「陽明学のすすめU」深澤賢治著・・・「旧百朝集」の最後を飾る感銘深い作。六中観を解説し、安岡正篤の生涯を描いた注目の書。

・「中江藤樹私新抄」木南卓著一・・・中江藤樹生誕400年を記念して出版された中江藤樹研究の集大成の書。

・「山田方谷から三島中洲へ」松川健二著・・・山田方谷の思想的問題を掘り下げた論文をまとめた書。

・「二宮尊徳のことば」寺田一清著 京セラ名誉会長稲盛和夫推薦

 

参考資料

Wikipedia  http://jz.wikipedia.org/wiki/

明徳出版社 http://www.meitokusyuppan.co.jp/