平成20年10月24日
スクウェア・エニックス
105-370 中川 正隆
1.正反対の企業
2003年4月1日にスクウェアとエニックスが合併し、スクウェア・エニックスという会社になった。しかし、両社は正反対の特徴もった会社だった。
スクウェアとエニックスの比較
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スクウェア |
エニックス |
経営 |
不安定[1] |
堅実[2] |
制作体制 |
デベロッパーに特化 |
パブリッシャ―[3]に特化 |
強い地域 |
北米、欧州 |
アジア |
このように正反対の特徴があったため、逆にそれが合併するメリットとなり、合併する理由となった。
2.その他の理由
1つ目は、ファイナルファンタジーシリーズとドラゴンクエストシリーズの発売日が重ならないようにすることだ。両者の発売日をずらすことによって、互いにユーザーを奪い合わないようにしている[4]。
2つ目は、スクウェアは映画『ファイナルファンタジー』が大失敗し、一方エニックスはドラゴンクエストシリーズが発売されない年は売上が半減する不安定性から、合併することでお互いが助け合うことだ。また、エニックスはドラゴンクエストシリーズ以外はあまり有名でないが、スクウェアはファイナルファンタジーシリーズの他にも、フロントミッションシリーズやサガシリーズなどの人気シリーズがある。
3つ目は、オンラインゲーム、モバイルゲームの時代に備え、両社のコンテンツ資産の有効活用による相乗効果が図れることだ。
参考文献
橘寛基(2006)『最新ゲーム業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』秀和システム
参考URL
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8