平成19713

                  パブリッシャーとディベロッパー

                           105-370 中川 正隆

1.パブリッシャーとディベロッパー

 

パブリッシャー………ソフトの企画、販売、宣伝などを行う発売元。企画力、資金調達力、

 マーケティング能力が求められる。

 

ディベロッパー………ソフトの企画開発を行う会社。高い開発スキルが必要で、パブリッシャーの求めるソフトをできるだけ短時間で開発できる体制が必要。

 

 パブリッシャーは大手企業が多く、ディベロッパーは中小企業が多いです。また、パブリッシャーとディベロッパーの両方の機能持っている企業もあります。ディベロッパーの例として、トライエース、HAL研究所、ナムコ・テイルズスタジオなどがあげられます。

 

2.分業のメリット

 会社ごとでパブリッシャーとディベロッパーの仕事を分けることで以下のメリットがありま。

パブリッシャー側のメリット

     人件費、機材費などの固定費を削減できる

     作品に適した開発チームを選べる

     多数のソフトラインナップを持つことにより、宣伝、営業などのノウハウを蓄積するとともに、その機能を効果的に使える

     ハードメーカーや流通業者、広告を出稿するメディアなどに対する影響力が増す

 

ディベロッパー側のメリット

     営業、宣伝などのセクションを持つ必要がない

     給与や勤務体系など、社内システムを開発に特化したものとし、大手企業より柔軟に運用できる

 

 

 

 

参考文献

橘寛基(2006)『最新ゲーム業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』秀和システム