平成19年7月13日
パブリッシャーとディベロッパー
105-370 中川 正隆
1.パブリッシャーとディベロッパー
パブリッシャー………ソフトの企画、販売、宣伝などを行う発売元。企画力、資金調達力、
マーケティング能力が求められる。
ディベロッパー………ソフトの企画開発を行う会社。高い開発スキルが必要で、パブリッシャーの求めるソフトをできるだけ短時間で開発できる体制が必要。
パブリッシャーは大手企業が多く、ディベロッパーは中小企業が多いです。また、パブリッシャーとディベロッパーの両方の機能持っている企業もあります。ディベロッパーの例として、トライエース、HAL研究所、ナムコ・テイルズスタジオなどがあげられます。
2.分業のメリット
会社ごとでパブリッシャーとディベロッパーの仕事を分けることで以下のメリットがありま。
パブリッシャー側のメリット
・
人件費、機材費などの固定費を削減できる
・
作品に適した開発チームを選べる
・
多数のソフトラインナップを持つことにより、宣伝、営業などのノウハウを蓄積するとともに、その機能を効果的に使える
・
ハードメーカーや流通業者、広告を出稿するメディアなどに対する影響力が増す
ディベロッパー側のメリット
・
営業、宣伝などのセクションを持つ必要がない
・
給与や勤務体系など、社内システムを開発に特化したものとし、大手企業より柔軟に運用できる
参考文献
橘寛基(2006)『最新ゲーム業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』秀和システム