うつ病になったらガイド

〜休職〜

 

うつ病の特効薬は、休養をとることである。仕事を続けながら治すよりも、思い切って仕事を休んでしっかりと休養することによって劇的に治りが早くなることがあるという。特に「仕事のストレス」はうつ病発症の大きな原因の一つでもある。うつ病を悪化させる恐れがある場所で仕事を続けながらうつ病を治すことは難しいと考えられます。

 

◎休職のメリット・デメリット

<メリット> 

        額は減るが休みの間も手当てが支給される。

        会社での身分は確保されているので、いつでも復帰できる

        ゆっくり休養でき、寝たいだけ寝られる

        じっくり自分と向き合う時間がとれる

        だんだん仕事をしたくなってくる

        うつ状態が劇的に良くなる            →思ったより多いメリット?!

 

<デメリット>

        得られる収入は満額ではなくなる(会社によっては補助金等の上乗せで、一定期間は満額もらえるケースもある)

        昇進スピードに響く               →意外に少ないデメリット?!

 

 

◎傷病手当金とは?

傷病手当金・・・病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給される。

 

☆傷病手当金が受けられるとき

  傷病手当金は、被保険者が病気やけがのために働くことができず、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、4日目以降、休んだ日に対して支給される。 ただし、休んだ期間について事業主から傷病手当金の額より多い報酬額の支給を受けた場合には、傷病手当金は支給されない。

 

☆支給される額

支給額は、病気やけがで休んだ期間、一日につき、標準報酬日額の3分の2に相当する額。

企業によっては労働組合などが上乗せ支給してくれることもある。

 

☆支給期間

 最大16ヶ月。

 

☆休職期間が満了となると・・・?

 就業規則に定められた休職期間が過ぎても病状が回復せず、勤務に復帰できない場合、多くは休職期間満了時を雇用契約満了扱いとし、休職期間終了と同時に自動退職となるケースが多い。

 

☆その他

       傷病手当金申請書は毎月一回提出する。

       手当受給期間中も健康保険の支払いは続く。

       雇用保険は、休職期間中は支払いが免除される。

 

 

 

 

 

※うつ病患者のアンケートによるもの

〔発祥の原因と思われるものは?〕

ランク

項目

投票数

パーセンテージ

1位

仕事のストレス

32

35.2%

2位

生活上の苦労

15

16.5%

3位

家庭内のストレス

12

13.2%

4位

環境の変化

9.9%

5位

過労

8.8%

6位

親しい者との別離(離婚・失恋)

6.6%

7位

自らが関わった事故・事件

3.3%

8位

親しい者との死別

2.2%

9位

健康不安

1.1%

10

交通事故2回

1.1%

                                  (総投票数91

 

 

 

 

参考URL

うつ病ドリル(http://server343.dyndns.org/utu/

社会保険庁(http://www.sia.go.jp/index.htm