ホメオパシーとは

 

ギリシャ語で

homoeo=「同じ」

pathyha=「病気」「療法」 

と言う意味。「同種療法」や「同毒療法」と訳されることが多い言葉。

 

◎ホメオパシーとは?

ホメオパシー(同種療法)とは、

         ある症状を持つ患者に、

         もし健康な人間に与えたらその症状と似た症状を起こす物質を、

         きわめて薄くしてわずかに与える、

ことによって、症状を軽減したり治したりしようとする療法のことである。たとえば、解熱を促そうとする時には、健康な人間に与えたら体温を上げるような物質を含む物質を患者に与える。このことによって、極めて短時間発熱が促進されるが、すぐに解熱に向かうとされている。

 

◎レメディ(療剤)

ホメオパシーでは、一般的に小さな砂糖粒に物質を溶かしたさまざまなレメディと呼ばれるものを服用する。3000以上あるレメディは、約70%が植物、その他鉱物、動物などほとんどが自然界に存在するものから作られる。さまざまな物質から成分を取り出して、10倍ないし100倍の希釈を行い、それを震盪させる。この希釈・震盪を6回から1万回繰り返して、最後にこれを小さな砂糖粒に染み込ませて作成する。

 

◎理論           

 レメディは、基本的に体にとっての毒物を非常に少量含む。この毒物に対する体の抵抗を意図的に起こすことにより、自己治癒力を含む生命力を高め、肉体的、心理的、精神的な方向が本来あるべき方向へ修正されると言われる。(「微量の法則」) 

<例>個々のレメディの中には、それぞれ特有の情報が含まれており、例えばブライオニア(乾燥した所に生息するツタ科の植物)というレメディの情報は「乾燥」で、体が乾燥している人に効果がある。身体が乾燥している人は自分が乾燥している事が分からないので、不自然な自分の状態を正そうとする自然治癒力も働かない。よって「乾燥」という情報をもっているブライオニアというレメディを与えると身体が「あ! 体が乾燥している」と気づき、そして自ら健康を取り戻そうと自分の力を発動させる。不自然なものを自分の一部として認めているところに同じ情報をもったレメディを与え、鏡を見せるように「あれ?これじゃいけないじゃない!」と思わせ、本来の自分に戻ろうとする力を発動させる。