家族会について
1、家族会とは
身内に精神疾患を持つ家族が集まり、同じ悩みを語り合い、互いに励ましあい、助け合う会。病院や保健所等の地域を中心として活動をする会があり、全国に約1600の家族会がある。
・ 病院家族会・・・通入院をしている医療機関にある
・ 地域家族会・・・保健所や各種施設にある
2、活動内容
※基本的に活動内容については決まっているわけではなく、各家族会によって様々である。
・ 参加者同志の交流
・ 精神疾患や精神障害者が利用できる福祉制度の知識を得るための学習会等
・ 精神障害者の社会復帰施設や小規模作業所の運営
・ (行政機関から委託を受けて)精神障害に関する相談事業
3、家族会の機能
@支え合い(相互支援)
【語り合う(癒される、受け入れられる場)】
族会に参加して「自分一人ではなかった。こんなに大勢の仲間がいるんだ」と思えることで、安心感を抱き、分かり合える思いに癒され、元気を得る。
【相互交流(行事、レクリェーション)】
行事を通して、親睦をとお互いの理解を深め、 疲れた心を癒し、元気を取り戻す。
【助け合い(情報交換、実際的手助け)】
情報を大いに活用し、交換する。また、お互いの状況を理解し合ったうえで、実際に手助けしあう。(急な病気や事故のとき駆けつける、一緒に相談に行く等)
A学習
勉強会、研修会、講演会、見学などで病気・リハビリ・福祉制度などの社会資源等について学ぶ。また、学習活動を通して障害者の生活のために今後自分たちが何に取り組むべきなのか、課題を発見する。
B運動
関係者会議への参加・発言、広報活動、陳情活動、相談活動等を通し、本人・家族が安心して生活していけるために、今何が必要なのか、地域の人々の理解を得るために、偏見をなくすための運動を行う。