精神障害者保健福祉手帳について
1.精神障害者保健福祉手帳とは
・ 精神障害者の自立と社会復帰の促進を図ることを目的とした制度
・ 1995年10月制定
➜身体障害者手帳は1949年、知的障害者のための療育手帳は1960年に制定
・ 障害の程度により1〜3の等級に分けられる。
・ 初診から6ヶ月経つと申請できる。
2.対象
・ 精神疾患を有する人のうち,精神障害のため長期間にわたり日常生活又は社会生活への制約がある人
・ 精神疾患の全てが対象(統合失調症、躁うつ病、非定型精神病 など)。ただし、知的障害は含まれない。
・ 年齢制限はない。
3.受けられる福祉サービス
<日本全国共通の福祉サービス>
・ 税制上の優遇措置(所得税、相続税、住民税、自動車税など)
・ 通院医療費公費負担制度の手続きの簡素化
・ 生活保護の障害者加算の手続きの簡素化
・ 低料第三種郵便物の郵送料の減免
・ NTT 電話番号案内が無料 (※あらかじめNTTに申請が必要らしい)
・ 携帯電話の基本使用量が半額
<各地方自治体 独自の福祉サービス>
例 東京の場合
・ 東京都精神障害者都営交通乗車証の交付
・ 路線バスの運賃半額割引
・ 生活保護の障害者加算(1級及び2級のみ)
・ 都営住宅の入居及び特別減額(特別減額は1級及び2級のみ)
・ 都立施設 窓口に手帳を提示すれば無料で利用(一部、有料となる場合アリ)
・ 都立公園内駐車場 手帳を提示すれば無料で利用(〃)
など
参考URL
全家連ホームページ メンタルヘルス基礎講座(http://www.mental.ne.jp/)
東京都立中部総合精神保健福祉センター(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/index.html)