2006.6.2
5歳児の発達と絵本
104-510 山口和嘉子
1.成長
① 言葉で考える力が大きく育つ
→“言葉による自己調整機能”の完成
→言葉の記号性(字や数字)を理解する→読み書き
② 運動機能や器用さが増す
→身体全体の協応力としなやかさが求められるものに力を発揮
Ex.逆上がり、竹馬、なわとび
→達成感を実感
③ 最上級生としての自覚が出てくる
→下級生や動物の世話
→サッカーなど、ルールのあるスポーツもできるようになる
2.どんな絵本を選べば良いか?
5歳児:内言を使って考えるようになる→作品全体を心で受け止め始める
☆ 色々なジャンルの絵本に出会わせてあげることが大切
子ども自身に選ばせることを優先したほうが良いのでは…?
3.読み聞かせのポイント
① 言葉が心に届くように読む
② 読後は、ほとばしり出る言葉を受け止めてあげる
・ してはいけないこと
①「~しなさい」という命令調のことばがけ
②言葉で叱らない→態度や表情で教える
参考文献
・
高山智津子、徳永満理(2004)
『絵本でひろがる子どものえがお-発達に沿った年齢別読み聞かせ』p 80~8
参考web
http://www.shichida.co.jp/backnumber.html しちだ・教育研究所