2006.4.14

読み聞かせの基本

104-510 山口和嘉子

1.           幼児期になぜ絵本が大切なのか

@    言葉を覚える

・胎児は誕生後、父親の声よりも母親の声を先に認知する。

←母親のほうが胎児に話しかけているため。

・覚えた言葉を文脈の中で使えるようになる

『どうぞのいす』→資料1

この本で記憶した「どうぞ」は「いすにどうぞ座ってください」の「どうぞ」だけでなく、色々な場面で使える「プリーズ」であることを理解して使えるようになる。

Aイメージを豊かに描けるようになる。

→想像力豊かな絵が描けるようになる。

 

2.           読み聞かせの方法

@ 絵本を選ぶ

     読み手(自分)の感性に響く絵本

     季節の「旬」、子どもの「心の旬」に合った絵本

A    選んだ絵本の内容を理解する

     場面の持つ雰囲気(特に表紙には絵本のすべてが表れている)

     知らない言葉、難しい言葉の意味

     テーマ

B    下読みをする

     字の読み間違いを防ぐ

     繰り返しの違いを表現する

     しかけを楽しむ

C    持ち方を考える

     子どもに絵本の絵がよく見えるかどうか

D    実践

 

参考文献 

高山智津子、徳永満理(2004

「絵本でひろがる子どものえがお−発達に沿った年齢別読み聞かせ」 チャイルド本社

野村昇司(2004)「子育てに絵本の読み聞かせを」 銀河社

 

 

 

資料1

 

「どうぞのいす」

作: 香山 美子
絵: 柿本 幸造
出版社: ひさかたチャイルド
本体価格: \1,000
発行日: 198111
ISBN 489325250X


関連
ごろりん ごろん ころろろろ





うさぎさんが小さないすをつくります。「どうぞのいす」というたてふだといっしょに大きな木の下に置きました。
はじめにやってきたろばさんが、持っていたどんぐりをいすに置いて木の下で一休み。気持ちよくて眠ってしまいます。さあそれからつぎつぎに動物たちがやってきます。いすの上に置いてあるどんぐりを「どうぞならば」と食べてしまい、かわりにもっていたはちみつを... はちみつをいただいてかわりに... ろばさんが目を覚ましたとき、いすの上にあったのは...

 

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=8