2006.4.21

0歳児の発達と絵本

104-510 山口和嘉子

1.成長

生後 4ヶ月ごろ   :“社会的微笑”1の獲得

56ヶ月ごろ:“人見知り”の始まり

10ヶ月ごろ  :“三項関係”2の成立

1歳ごろ     :初語を話し始める

覚えた言葉をイメージし、「模倣行為」を始める

     特徴

@     視力はまだ弱い(生後2ヶ月で0.02程度、1歳過ぎにようやく0.3)

A     聴力は非常に発達している

 

2.どんな絵本を選べはよいか?

@輪郭や色がはっきりしているもの

←赤ちゃんは空間の中にある丸や点に集中しやすい

B     リズムがあり、赤ちゃんにとって身近な言葉が書かれているもの

 

3.読み聞かせのポイント

☆読み聞かせに参加しているという気持ちを引き出してあげる

←少しテンションを上げて読む。「これは!」と思う場面や絵を指差し興味を引く。

 

 

1ひと言でいうと「おはしゃぎ反応」

あやしてあげると、待ち構えていたようにタイミングを合わせて笑いで応じてくる赤ちゃんの姿。

2“子ども‐おとな‐第三者()”という関係。言語獲得の基礎になるといわれている。

 

 

参考文献

高山智津子、徳永満理(2004)

「絵本でひろがる子どものえがお‐発達にそった年齢別読み聞かせ」チャイルド本社