2007/11/09

 

企業のユニーク子育て支援策@

104-510 山口和嘉子

一流電機企業3社(ソニー、東芝、松下電器産業)の子育て支援比較

 

・育児休職

 

詳細

取得状況

ソニー

子が満1歳に達する日の翌年度の4月15日まで。

配偶者が無職(専業主婦)でも取得可能。

2005年度

女性152(95)、男性4人

東芝

3年間の制度。

配偶者が専業主婦でも取得可能で、3回まで分割できる。

2006年1月現在、延べ27人の男性が取得。

日本の企業では最多クラス。

松下電器産業

子どもが小学校就学直後の4月末日までの期間に通算2年間(730)取得可能で、2回の分割も可。

専業主婦の夫でも取得可能。

2006年3月現在、男性は累計15人。

女性は年間約300人で、取得率は90%を超える。

 

・短時間勤務

 

詳細

取得状況など

ソニー

子どもが満3歳の年度末まで1日6時間勤務が可能。

男性社員も取得可能。

小学校3年生までの子どもを育てる社員1人に年間12枚までベビーシッタークーポン(\1500)を配布。

東芝

子どもが小学校3年生終了まで1日2時間短縮の勤務が可能。

配偶者が働いていなくてもよく、対象期間内であれば何回申請しても構わない。

以前は小学校入学までだったが、2005年4月から延長を試行、翌年から本格導入。

20人が取得。

松下電器産業

ワーク&ライフサポート勤務。

取得期間は小学3年生までで、在宅勤務、半日勤務などの選択肢がある。

子が1歳になるまでは、男性社員も取得可能。

2000年4月からスタートし、利用者は年間7080人。

 

参考文献:岩渕勝好(2006) 

『5年で出生率を上げる法 「企業」と「自治体」のユニーク子育て支援策 』中央法規