2007/10/26
幼保総合施設の全国的な動向A
104-510 山口和嘉子
(4)自治体の特徴
・ 人口5万人以下の比較的小規模な自治体が多く、約7割の自治体で人口が減少。
・ 割合は低いが、都心部や都市周辺部など人口が増加している自治体もある。
・ 自治体規模とそこに設置されている総合施設の規模(在園児数)は必ずしも比例していない。
↓
人口動態を含めた各自治体の実情に応じて総合施設の設置運営形式は様々である。
(5)職員の体制
主担任の資格※1 |
n |
% |
保育士 |
1 |
3.7 |
幼稚園教諭 |
3 |
11.1 |
両項目に該当 |
23 |
85.2 |
全体 |
27 |
100.0 |
※ 1クラス・活動共合同である27施設を対象
・ 幼稚園児が降園した後の保育や長期休暇期間は、保育所担当者が行う場合と、保育所と幼稚園担当者が交代で行う場合が半々。
幼稚園教諭と保育士の違い
幼稚園教諭
幼稚園で、3歳から小学校就学までの幼児の教育を行う。幼稚園教員養成課程を備えた大学、短大などで定められた学習科目を学び、幼稚園教諭免許状を取得後、私立幼稚園の募集に応募するか、市町村単位で行われている教員採用試験を受験する。
保育士
保育所で、乳児から小学校就学までの幼児を保育する。保母、保父の総称。厚生労働大臣の指定する、保育士を養成する学校、施設で一定の科目を修得し卒業するか、都道府県知事の行う保育士試験に合格することが必要。その後、都道府県の保育士登録簿に登録し、はじめて保育士として働くことができる。
参考
大阪保育研究所編(2006) 『「幼保一元化」と認定こども園』かもがわ出版