2007/10/19

幼保総合施設の全国的な動向@

104-510 山口和嘉子

 

以下の調査は200410月に行われた、自治体が設置運営する公立の総合施設51施設を対象としたものである。

 

【1】     施設形態と運営体制

(1)  統合の形態

統合時期                            

@     昭和初期(昭和50年以前)

A     平成10年以降

統合の形態 

@     統合(既存の幼稚園と保育所を統合したタイプ)

A     追加(幼稚園に保育所の機能を追加。またはその逆をしたタイプ)

B     新設(既存の施設ではなく新たに統合した施設を新設したタイプ)

 

(2)  クラス編成と日常の活動状況

クラス編成

多くの施設において、保育所児(0歳〜5)と幼稚園児(3歳〜5)に分かれている。

日常の活動状況

@     クラス・活動共合同

A     クラス別・活動合同

B      その他(クラス別で日常的な合同保育も行っていないが、週1回や月数回、あるいは年間行事を合同で行うもの)

・早い時期に開設された施設のほとんどは「クラス・活動共合同」だが、近年開設された施設は「クラス別・活動合同」や「その他」が増えている。

 

(3)  在園児数

99名以下

12施設

100149

18施設

150199

12施設

200名以上

9施設

99名以上の小規模な施設は早い時期に開設されたものが多く、200名以上の施設は平成10年以降に登場する。

 

参考文献 大阪保育研究所編(2006) 『「幼保一元化」と認定こども園』かもがわ出版