2007/10/05

預かり保育A

104-510 山口和嘉子

 

()預かり保育へのニーズ

 

・長時間保育へのニーズ

 幼稚園利用者の特徴

 ・子どもの入園をきっかけに、自分の時間を就労に当てようとするが、それほど長時間を望むわけではない。

(⇔保育所利用者:フルタイムやそれに準じるかたちで働き、夕方遅くまでの保育を望む)

 ・核家族で、地域との関係が希薄な家族が多いため、子育て協力者が身近に少ない。

 幼稚園の教育時間(四時間)を基本としながら、もう少し教育時間が長ければ、働くことができるという女性にとって、2〜3時間の預かり保育はそのニーズの合ったものといえる。

 

教育時間終了後の過ごし方にかかわるニーズ

(遊びの経験の不足に対するニーズ)

幼稚園児の特徴

・帰宅後、子ども同士で遊ぶ経験が少ない。

(少子化、地域での人間関係の希薄化、事件の多発などのため)

・帰宅後、幼稚園の友達と遊ぶ機会が少ない。

(私立幼稚園では、バス通園が多いため)

 就労による毎日の利用ではなく、子どもの成長のために預かり保育の内容によって利用する人も多い。

 

 

参考文献

 大阪保育研究所編(2006) 『「幼保一元化」と認定こども園』かもがわ出版