2007/09/21
預かり保育①
104-510 山口和嘉子
預かり保育とは
保護者の要望に応じて、四時間を基準とする幼稚園の教育時間の前後や土曜・日曜、長期休業中に、幼稚園において教育活動を行うもの。
これまでも、地域の実情に応じて、個々の幼稚園の判断で実施されてきたが、2000年から試行された幼稚園教育要領において、「地域の実態や保護者の要請により、教育課程に係る教育時間の終了後に希望する者を対象に行う教育活動」という表現で初めて位置づけられた。
(1)
実施状況
1993年 19.4%
1997年 29.2%
2005年 69.6% (6月1日現在)
※当初は私立主導で実施されてきたが、徐々に公立にも拡大され、2005年には44.1%の公立幼稚園で実施されている。
実施日数(週当たり)
5日実施 63.1%
6日実施 19.1%
長期休業中
夏・冬・春 72.0%
夏期のみ 25.2% (公立幼稚園に多い)
まとめ:希望すれば毎日でも預かり保育を受けられる状況にあり、利用者も多い。
参考文献
大阪保育研究所編(2006)「「幼保一元化」と認定こども園」、長瀬美子『預かり保育の現状』、かもがわ出版