2007/05/25
赤ちゃんポストA‐日本の取り組み状況1‐
104-510 山口和嘉子
・「赤ちゃんポスト」と同じねらいで作られた施設が、かつて群馬県内にあった。
・・・「天使の宿」
80年代・・・「育児放棄」が社会問題化
・コインロッカーに赤ちゃん置き去り
・「サラ金地獄」による親子心中
↓
1986年
「天使の宿」完成
・場所:
・創設者:故品川博…児童養護施設「鐘の鳴る丘少年の家」の創設者
約2畳の空間に布団が敷き詰められたプレハブ小屋で、中にベッドがあり、赤ちゃんを置いたら電気をつけておく仕組みだった。明かりがつくと約50メートル離れた施設の職員が駆けつけた。
↓
当時の状況
・約6年間で乳幼児約10人が預けられ、5歳以下の3兄弟が一緒に置かれていたことも。
・「うちの子、元気ですか」と度々電話してくる、母親らしき女性もいたが、名乗り出る親はいなかった。
・「捨て子を奨励するのか」という匿名の手紙や電話・・・「子どもには罪はない」
・品川さんは「親がいつでも迎えに来られるように」と警察や児童相談所などには相談せず、役所でそれぞれの戸籍を作り、品川さんらが後見人となった。厚生労働省は単独戸籍について「法的に問題はない」としており、当時の厚生省は「天使の宿」の存在を把握したうえで、「県が指導する」と資料に記載した。
・経済的負担は大きく、子どもたちの世話はボランティアが中心だった
↓
1992年 発見が遅れ、生後間もない男児が凍死
↓
「天使の宿」取り壊し
参考文献:2007年5月15日 朝日新聞
参考URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070508k0000m040147000c.html