音の良いCD-R
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その1…リコー・NY74+MA(2002年発売) 一枚\8000
これはドライブ側の負担をいかに少なくするか、つまり記録再生系への悪影響の徹底的な排除を念頭において開発された業務用CD-Rである。すなわち、サーボ信号の安定化とディスク振動の軽減に注目して開発された。
そのためこのCD-Rは従来のものと比べ高感度な記録色素を持っているが、実はこの色素はリコーの市販品と同じものだったりする。また振動軽減のため重量も若干重くなっており、重量を1g程度重くすることでディスクの回転を安定させて音質を向上させている。
その2…三菱光学メディア・MUR74GT1(2006年2月発売) 一枚\800
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音楽制作現場のプロの意見も取り入れて近年開発されたのがこのCD-Rである。これはドライブへの低負荷を考慮しているのは勿論(レーベル面が発泡しているのはこのため)、『GREEN TUNE』というその名の通り緑色の層をもっている点が特徴と言って良い。
これはCDプレイヤーのピックアップの赤いレーザーに対して赤色の補色である緑色を用いることにより、反射膜で反射したレーザー光を吸収し余分なノイズが出ないようにする為である。
なお限定生産品とはいえ、このメディアはまだ入手可能である。
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参考
・【GREEN TUNE】公式サイト →http://greentune.mcmedia.co.jp/index.html
・IT media News:CD-Rの「音」を考える:1枚8000円のCD-Rメディアは何が違う?
→http://www.itmedia.co.jp/news/0211/29/nj00_cdr2.html