消音スピーカー

 

 音を出すのではなく、音を消すスピーカーがある。

ノイズキャンセリングの技術を利用し、騒音源の音の逆位相の音をスピーカーから出力することで騒音レベルを下げる。理論自体はかなり昔から証明されていたが、技術的な問題が実現を不可能としていた。しかし近年のプロセッサの高速化により、製品化が可能になった。

ちなみに、

・開発した会社…TOA

・導入事例…工場の排気用ダクトや高級自動車、国立大学の空調システムなど

 

TOAは世界で最初に消音スピーカーを開発した神戸の音響機器メーカーである。『機器ではなく音を買っていただく』という哲学の下、あらゆる公共空間で施設全体の放送設備を手がけ、中でも空港施設の放送設備シェアは国内90%を超えるという。

…面白い会社なので詳しくは次回。

 

 

 

 

 

参考

http://www.kobe-np.co.jp/rensai/sound/oto-04.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/