サラウンドB-6.1ch、あと補足-
●6.1chサラウンドシステム 7.1chサラウンドシステムが開発される前にできたのが6.1chサラウンドシステムである。これは5.1ch以上の臨場感を得ようとドルビー研究所とルーカスフィルムによって共同開発されたものである。最大5.1chまでのドルビーデジタル・サラウンドと差別化を図るためかドルビーデジタル・サラウンドEXと呼ばれることもある。 |
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5.1chと決定的に違うのは真後ろにあるスピーカー(図における”CENTER BACK”)の存在である。センターバックのスピーカーが加わることで後方の音の移動間が鮮明となり、360°囲まれたようなサラウンドが体感できる。 |
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●補足 ・ドルビーデジタルって何?→ドルビー研究所が開発した音声のデジタル符号化方式。AC-3。映画やDVDの音声で利用される。競合規格であるdts(digital
theater systems)の方が高音質ではあるが、諸々の事情によりAC-3がデファクト・スタンダード化している。 ・ITU-Rって何?→国際電気通信連合・無線通信部門(R=Radiocommunications Sector)。電気通信関係の国際標準を作るための国連の組織で、本部はスイスのジュネーブにある。 ・5.1ch以上のサラウンドはどこで聴ける?→各オーディオメーカーのショールームやホームシアター専門店など。あと映画館も(高崎の109シネマズは7ch+1ch=8ch出力のSony Dynamic
Digital Soundまで対応)。 ・Sony Dynamic Digital Soundって何?→同名の会社が開発した劇場用音響システム。スピーカー配置は前方に5ch+1ウーハー、後方にサラウンド用2ch。再生機が普及しておらず、再生できる劇場は少ない。なお初めてSDDSで上映された映画は『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993、米)だそうな。 |
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参考 http://homepage3.nifty.com/kanaimaru/ http://www.jas-audio.or.jp/m/index.php http://ja.wikipedia.org/wiki/ http://www.109cinemas.net/takasaki/index.html |