スピーカー@
スピーカーにはダイナミック型、コンデンサ型、リボン型、さらにはイオン型(!?)…の様々な種類があるが、ここではPAにおいてほとんど使用されるダイナミック型について説明する。
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●スピーカーユニットの構造
右図のような構造になっており、ボイスコイルに電気を流すことによってフレミングの左手の法則により、コイルに取り付けた振動板(コーン紙)が動くことで空気を振動させ、音を発生させる。
⇒(ダイナミック)マイクに似ている
スピーカーユニットが箱(エンクロージャー)に収まって『スピーカー』となるが、ではなぜ箱に収まっているのか?それはユニット単体で音を出すとコーンの後部から放射された音が回り込むことによって前部からの音を打ち消してしまうためである。この現象は低音域になるほど顕著になってくる。これを防ぐためにスピーカーは箱に収まっているのである。
●ウーファーとか
スピーカーは再生帯域によっても分類がなされる。
人間の可聴域(おおよそ20〜20kHz)を一個のスピーカーユニットで可能な限り聴けるようにしたフルレンジスピーカーの他にも、
・サブウーファー(超低音用) → 20Hz以下。5.1chなどにおける小数点以下な存在。
・ウーファー(低音用) → 20〜500Hz。動物の唸り声。
・スコーカー(中音用) → 500〜5000Hz(5kHz)。小動物やカラスの鳴き声。
・ツイーター(高音用) → 5000〜10000Hz(5k〜10k)。小鳥のさえずり声。
・スーパーツイーター(超高音用) → 10kHz以上。
---------------------------------------------------------------…に分類され、さらにこれらの組合せにより
・1ウェイ → フルレンジ
・2ウェイ → ウーファー(中音域もカバー)+ツイーター
・3ウェイ → ウーファー+スコーカー+ツイーター
・4ウェイ → ウーファー+スコーカー+ツイーター+スーパーツイーター
※これらにサブウーファーが付いたり付かなかったり。
…という分類がされる。
参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/