面白PA用語集…その2(た〜は)

 

 

用語

意味

大臣

舞台と客席と袖の境目の部分のこと。歌舞伎の大臣柱からきたとされる。

ミキシング・コンソールのこと。

日本語で『調整卓』と呼ぶことからこの略称。『ボード』ともいう。

たっぱ

高さのこと。人に対していえば身長、舞台上ではパネルなどを吊る高さを指す。

大道具の側面のことをこう呼ぶ。または『妻手』。

電圧

関東地方AC100V/50Hz、関西地方AC100V/60Hz

米国AC117V/60Hz、英国AC240V/50Hz

電源ケーブル

PAにおいてはスモールC型という電気容量30Aのコネクタを使用しているものが多い。電気容量15Aの家庭用延長コードが使われることもある。

電源車

発電機を搭載した車。野外コンサートではこちらの方が電線の敷設供給を電力会社に頼むより経済的だったりする。

2ミックス

複数のチャンネルに分かれているサウンドをLR2chのステレオにまとめること。

ナグリ

金槌のこと。

(なま)

@照明において色を入れないこと。

APAにおいて電気的に増幅していない状態、アコースティックのこと。

奈落

舞台の下の空間。

寝ている

吊られた物や地建ちした物が垂直に立っておらず、後ろに傾いているさま。

⇔拝む(前回参照)

箱馬(はこうま)

木でできた立方体で低い台を組む時に使う。

サイズは主に六寸×一尺×一尺七寸(だいたい18×30×33cm

ハース効果

ステレオスピーカーの片側に0.02秒ほどの遅れ(ディレイ)を付加すると音像が逆のスピーカーに移動する現象。

8の字巻き

ケーブル類を巻いて収納する際、決まりごとになっている巻き方。

内部断線、およびケーブルのねじれを防ぐためそのような巻き方をする。

バミる

立ち位置や大道具を置く位置にビニールテープやガムテープで印をつけること。

ピンク・ノイズ

スピーカーの調整やチューニングに使用される、人間の聴覚に近く聴こえるようにしたノイズのこと。

フォーン

コネクタ/プラグの形状の一種。ロック機能が無いのでPAではあまり使われない。

ホワイト・ノイズ

周波数全帯域においてエネルギーが等しい「シャー」という音で聴こえるノイズのこと。FMチューナの局間ノイズが近い音である。ホワイト・ノイズに-3dBのローパスフィルター(高音域を減衰させ、低音域だけを通過させるフィルター)を通したものがピンク・ノイズである。

次回は『ま〜わ』です。