平成20年11月7日
降格時の選手流出
104-417 樋川 朋也
とんずら7
2005年、早野みずからが獲得に乗り出した韓国代表FWの崔成国やクレーベルを迎え、立て直しを図る。 しかし、活躍を期待された崔は結果が残せず7月31日付けでレンタル移籍を終了した。 その後低迷打破のため、元ブラジル代表FWフランサの獲得や、ビーチサッカー日本代表監督などとして活躍してきたラモス瑠偉をコーチに起用するなど、てこ入れを図った。
彼のコーチとしてのデビュー戦となった9月17日、ホームの日立柏サッカー場のG大阪戦で、先制されたもののその後2点を取り、逆転勝利で白星を飾った。 ところが10月15日、アウェーの駒場スタジアムの浦和レッドダイヤモンズ戦では、2人の退場者を出すなどし,0-7で大敗。 その後、チームは勢いを失い、入れ替え戦のラインである16位を彷徨う。 11月26日、ホームの東京ヴェルディ1969戦では5-1と大勝したものの、柏と残留争いをしていた清水エスパルスが残留を決めたため、2年連続でJ1・J2入れ替え戦にまわることになってしまった。
J1・J2入れ替え戦ではヴァンフォーレ甲府と対戦。第1戦はアウェーで1-2での惜敗、第2戦ではホームで2-6の大敗を喫し、Jリーグ加盟11年目にして初のJ2降格となった。とくに第2戦はバレーひとりに6点を奪われる、屈辱的な試合であった。 ブラジル人選手に10億円もの大金を注いだといわれる補強をもってしても降格を防ぐことはできなかった。早野は天皇杯(対G大阪戦)前に辞任。後任は東京Vのコーチだった石崎信弘が務めることになった。
2006年、チームの主力だった明神智和がG大阪へ、波戸康広・土屋征夫が大宮アルディージャへ、玉田圭司も名古屋グランパスエイト、大野敏隆が東京V、矢野貴章・永田充がアルビレックス新潟など、主力級選手が揃って他チームへ完全移籍していったものの、フランサの残留や北嶋秀朗の復帰、ディエゴの加入などにより圧倒的な攻撃陣が機能し開幕戦は引き分けるものの2節から6連勝と首位を独走。終盤ペースを落とし横浜FC・ヴィッセル神戸との自動昇格枠争いとなり、2位神戸と勝ち点差1の3位で迎えた最終節に勝利、神戸が敗れたため2位での自動昇格を決め、1年でのJ1復帰を果たした。守備は48試合60失点という平凡な成績だったものの、攻撃では84得点と2006年シーズンJ2最多得点をマーク。石崎にとっては自身初のJ1昇格となった。
参考URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8F%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%AB