平成20年9月26日
レンタル移籍
104-417 樋川 朋也
レンタル移籍(レンタルいせき)は、プロスポーツにおいて、選手が現在所属しているチームとの契約を保持したまま、期間を定めて他のチームへ移籍する制度。期限付き移籍、リース移籍とも呼ばれる。ちなみに、選手の期限付き移籍に関して「レンタル」と表現するのは日本国内のみで、正しい英語表現はローン(loan deal)。レンタル移籍では、通常の移籍(完全移籍)にしばしば見られる移籍金が発生しない代わりに、移籍先のチームから移籍元のチームに対してレンタル料を支払う、または選手報酬の支払いを肩代わりするという形態が一般的である。
移籍先チームの立場では、高額の移籍金を支払うリスクを避けつつ戦力を補充できるという利点がある。ただし、あくまで選手は移籍元チームとの契約を維持しているため、仮に選手が活躍して名声を上げた場合にも移籍先チームの潜在的財産とはならない。選手の立場では、現在のチームで恒常的な出場機会が得られない場合などに、自分の能力を発揮できるチームが現れやすいという利点がある。また移籍先チームと選手の双方にとって、レンタル移籍は一種の「試行期間」であり、レンタル移籍先のチームでの活躍が認められて、後に完全移籍する選手も多い(元日本代表の戸田和幸や山口素弘など)。移籍元チームの立場では、出場機会を与えづらい若手選手に試合経験を積ませる、チームの戦術にフィットしない選手が(完全)移籍先を見つけるきっかけになる、などの利点がある。
参考URL レンタル移籍http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E7%A7%BB%E7%B1%8D