平成20711

日本と海外の「移籍金」の違い2

104-417 樋川 朋也

制度の違いを利用した移籍

20051月、元日本代表監督のフィリップ・トルシエが監督をしているフランス1部リーグのオリンピック・マルセイユの練習に参加する。マルセイユ側は中田の獲得を打診するが、提示された移籍金が低額だったため、鹿島側は中田の移籍を認めなかった。同時期、中田との契約切れが迫っていた鹿島は来季以降の契約更新を申し出るが、中田本人が海外移籍を希望していたため断り続ける。その後、契約切れとなりフリーの立場で同年126日にマルセイユに移籍した。所属クラブの意向を無視した移籍ゆえに円満移籍とはならなかった。

JFAの移籍ルールに庇護される国内クラブへの移籍であれば、間違いなく数億円の移籍金が付いたはずだが、契約期限切れが迫っていた中田浩二の獲得に対してマルセイユ側が鹿島に提示した移籍金はわずか3000万円程度だった。しかも、マルセイユ側から言わせれば「3000万円も出してやった」ということになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考URL WIKIPEDIA   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%94%B0%E6%B5%A9%E4%BA%8C_(%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E9%81%B8%E6%89%8B)