平成20年5月16日
代理人になるには
104-417樋川朋也
サッカー選手の代理人
サッカー選手の代理人はFIFA(国際サッカー連盟)の定めによって、各国のサッカー協会の認定を得てその国で代理人として働くことができる。
例えば日本ではJリーグ規約によって代理業務を行えるのは弁護士、もしくはFIFA公認代理人に限ると定められている。日本サッカー協会公認の代理人は2007年4月時点で20人いる。
公認を得るには
FIFAが定めた日に行われている筆記試験を通過すればエージェントの資格が得られる。試験はマークシート方式で、応募要綱は試験が近づくと日本サッカー協会のホームページで告知される。試験問題は4分の3は世界共通で、残りの4分の1が各国の協会が定める国別の問題である。
ただしこの試験を受けるためには受験資格が必要で、日本サッカー協会理事の推薦、または各都道府県サッカー協会会長の推薦、もしくはJリーグクラブ社長の推薦が必要となる。
現行制度で行われた初めての代理人試験は2003年9月に実施され、40人が受験したが合格者は一人も出なかった。その後2004年3月に行われた試験では、34人が受験し、合格者が4人でて、これが初めての日本協会公認代理人となった。
参考書籍
スタジオダンク (2006) 『サッカーでメシが食えるか?2』 ノースランド出版