平成18年6月2日
愛国心教育について@
104−275 鈴木幹子
小学校の通知表で愛国心を三段階評価
小泉首相⇒「教育の目標」に掲げられた「我が国と郷土を愛する態度」に関する児童生徒の評価について「小学生に愛国心があるかどうか評価する必要はない」と述べ、小学校教育で児童に愛国心の評価を求めない考えを示す
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占領下にない独立国では愛国心を育てる教育を行う国が殆ど。(愛国心高揚を意識的に避けてきた第二次大戦後の日本、東ドイツ、また比較的遠慮がちであった西ドイツの教育は、少数派)
※1:その理由⇒三国とも「愛国心」高揚・民族主義的高揚の果てに敗戦を迎えたことから愛国心や民族主義がタブー視されたこと等
※2:東ドイツの場合は敗戦に加えて、占領下ではないとしても大国の強い影響下におかれた衛星国であることや分断国家のもう片方が民族主義的な正統性を得ていたことが大きい
戦前戦中日本における愛国心教育
教育勅語、皇民化教育をはじめとして、徹底的な国家に対する愛国(忠誠)心教育が実施された。政府が世論を掌握するに効果的であった一方、精神論偏重の弊害を生んだとも言われる。昭和天皇も戦後、皇太子(現天皇)に宛てた手紙で、敗因を「軍部が精神に重きを置き過ぎ、国力の差を軽視した」と述べて批判している。
⇒皇民化教育についてはまた来週…
参考URL:http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060524/K2006052401820.html?C=S
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%9B%BD%E5%BF%83