平成19年11月30日
ライトノベル関連企業A〜らいとすたっふ〜
104-221 坂田 悠
ライトノベルに限らず、作家には、小説を書く、という事だけでなく、それ以外にも様々な雑事を行う事を求められる。例えば印税や経費などの経理業務や、資料集め等の作業である。こうした雑事を引き受け、作家に快適な執筆環境を与える裏方家業を行っている会社として、「らいとすたっふ」が存在している。
このらいとすたっふという会社は、平成3年12月に、田中芳樹氏の二次版権管理会社として設立。平成4年に横山信義氏が『鋼鉄のレヴァイアサン』(徳間書店刊)でデビューする際のサポートを行い、以後作家のマネージメント業務を展開した。
らいとすたっふの仕事は大きく分けて3つ存在している。一つは作家のスケジュールや仕事の進行を管理するマネージメント業務。二つ目が、印税や経費などの税務処理などを行う経理業務。三つ目が資料集めやコピー取りなど、実際の創作活動をサポートする業務である。また、これとは別に平成15年から若手の作家志望者を対象に、「小説塾」を開設している。
らいとすたっふと作家の関係は、作家個人とらいとすたっふとのマネージメント契約のようなものである。印税や版権管理など、自身の収入に直結する仕事を任せる為、お互いの信頼関係は必須である。
参考文献
『ライトノベル完全読本vol.2』 日経BPムック 2005年
参考URL