平成18年11月10日
ライトノベルとドラマ
104-221 坂田 悠
ライトノベルで描かれる世界は、ファンタジーやSFなどの他に、学園物であっても超能力を持つ人間や吸血鬼などといったモンスター的な生物が出てきたりする。そのため、映像化されるにあたって、やはりアニメとの相性が良いようである。
しかし、中には実写化されたライトノベルというのもいくつか存在している。高畑京一郎の『タイムリープ』(97年)や、太田忠司の『新宿少年探偵団』(98年)、上遠野浩平の『ブギーポップは笑わない』(2000年)などである。また、最近では橋本紡の『半分の月がのぼる空』(06年)がある。
ちなみに、ここに掲載されている作品のうち、『新宿少年探偵団』の講談社ノベルズ以外は全て電撃文庫の作品となっている。また、電撃文庫からは既にハセガワケイスケの『しにがみのバラッド』の実写ドラマ化が決定している。
全体的な傾向としては、舞台は現代で、多少のSF的テイストがある作品が実写ドラマ化されている。
参考文献
『ライトノベル完全読本Vol.3 日経BPムック 2005年
参考URL
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/denkan/#0501