平成18414

ライトノベルとは何か

                               104-221 坂田

ライトノベルの起源

 ライトノベルという言葉は、諸説あるが、パソコン通信ニフティーサーブの「SFファンタジー・フォーラム」にて、今までのSFやファンタジーと独立した会議室を作る際に「ライトノベル」と名づけられたことが始まりとされる。読者の間から生み出された言葉である。今まで、出版社が読んでいた名称で、「ジュブナイル小説」は語感が悪く「ヤングアダルト小説」は「ヤングのアダルト小説」と読めてしまうことから、手軽に読める名称として作られた。しかし、当時から賛否両論だった。近年では、新聞、各種メディアなどでもライトノベルと呼ばれるようになり、現在ではこの呼び名が一般的となっている。しかし、「軽い小説」と略されることから、読者にどのように受け入れられているかと言うことに寄らず、自らは絶対に「ライトノベル」と呼ばない出版社作家などはいまだ多い。ゆえに、ジュヴナイル(Juvenile) , ヤングアダルトとも言う。

ライトノベルの定義

ライトノベルと、そのほかの小説の境界はあいまいであり、また、そもそものはっきりと定義を持った言葉ではないことから、「ライトノベルの定義」について、さまざまな議論が行われている。その中で、

·     ライトノベルを発行しているレーベルから出ていればライトノベル

·     アニメ調のイラストを多用していればライトノベル

·     キャラクターを中心として作られていればライトノベル

·     作家ライトノベルを書いてればライトノベル

など、さまざまな定義が作られた。しかし、現状では、ライトノベルを出版しているレーベルから発売されている、ということで、ある程度区別できる。

また、近年では作品や読者年齢層の多様化が見られ、また、作家の乙一や小野不由美、村山由佳など、ライトノベルと一般向け小説の両方を出版する作家も増加している。

ジャンルとしては、恋愛、ファンタジー、SF、ミステリー、ホラーといった様々な分野に及び、ゲームや漫画、アニメを原作にしたものも多数発行されるのも特徴である。

参考HP                                                                                         bookグループ http://book.g.hatena.ne.jp/