1、予算の範囲
地方自治体において予算という場合には、通常、歳入歳出予算のことであり、これは、狭義の予算とも呼ばれる。しかし、地方自治法では予算の内容として、歳入歳出予算に加え、継続費、繰越明許費、債務負担行為、地方債、一時借入金及び歳出の各項の経費の流出の7つの事項を掲げている。
2、予算の目的
行政活動の全貌を一覧表示する予算の作成は、当該自治体の行政活動の現状を分析し、その将来の展望する際に、より的確な理解と判断を可能にするものである。
3、予算の機能
@ 政治的機能
A 財務統制機能
B 行政管理機能
C 経済・財政政策的機能
D 民主的統制機能
4、予算原則
@ 総計予算主義の原則
A 単一予算主義の原則
B 予算事前決議の原則
C 予算公開の原則
D 予算統一の原則
E 会計年度独立の原則