新株予約権@

 

1、新株予約権とは

 新株予約権とは、自社株式オプションのうち、特に従業員等に、報酬として付与したものをいう。自社株式オプションとは、自社の株式を原資産とするコールオプションである。

 

2、費用処理の根拠

 新株予約権を付与した対価として企業に追加的にサービスが提供され、企業に帰属することとなったサービスを消費したと考えることができるため、費用として処理することができる。

 

3、表示の方法

 新株予約権は、その権利の行使が確定するまで、その性格が確定しないため、今までは仮勘定として、負債の部に計上されてきた。しかし、本来、義務としての負債性を有しない為、純資産の部に計上させることとなった。また、新株予約権は、報告主体の所有者との直接的な取引ではないため、株主資本以下の項目に表示される。