臨時巨額の損失

 

1、定義

 臨時巨額の損失とは、天災等により、固定資産または企業の営業活動に必須たる資産の上に生じた損失が、その期の利益から処分予定額を控除した金額をもって負担しえない程度巨額であって、特に法令をもって認められたものをいう。

 

  資産 100      収益 50

  損失 △70      費用 20        利益30−損失70=△40

              利益 30

         

2、処理方法

 利益の配当を可能にしたり、株価の暴落や市場の混乱を避けるためといった、経済政策的見地から、資産として、繰延経理される。