資産除去債務A

 

 

貨幣の時間価値

(前提)利率を5%と仮定して

現時点  1年後

1,000 → 1,050

     ↓

では、利率を10%として、1年後1,000が必要だった場合、現時点において、幾ら必要か?

  1,000÷1.1909.090909…….

 

資産除去債務の算定

 資産除去債務は、それが発生したときに、有形固定資産の除去に要する割引前の将来キャッシュ・フローを見積もり、割引価値で算定する。

 

割引前将来キャッシュ・フロー

 合理的で、説明可能な仮定及び予測に基づく自己の支出見積もりによる。

 

割引率

貨幣の時間価値を反映した無リスクの税引前の利率。

 

 負債の評価において、割引計算を用いるのは、貨幣の時間価値及びリスクを反映させるためである。貨幣の時間価値を反映させるには、現在価値を算定するにあたり、割引率として、無リスクの利率を使用する。また、リスクを反映させるには、将来キャッシュフローの見積額を期待キャッシュフローにより算定する方法と、割引率として、無リスク利子率以外の利子率を使用する方法とがある。

               ↓

    資産除去債務・・・・毎期一定の利子率を使用

(退職給付債務・・・・毎期期末において、新たに現在価値を評価している)