平成20年12月12日
減損会計
104-186
古賀 信吾
1、減損とは?
減損とは、固定資産の収益性の低下により、投資額の回収が見込めなくなった状態をいい、そのような状況において、一定の条件の下、回収可能性を反映させるよう、過大な帳簿価額を減額させる会計処理を減損処理という。
2、減損の認識
減損処理は、割引前キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合に、認識される。
3、減損の測定
帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を当期の損失とする。回収可能価額とは、正味売却価額と、使用価値のいずれか高い金額をいう。
参考文献
桜井久勝『財務会計講義』中央経済社、2008年