2005/10/21
103−391 中村朋文
原油高の影響を受ける株式
2004年8月20日に原油価格の3大指標の1つであるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)において1バレル49ドル40セントの史上最高値を記録して以来原油価格は今日に至るまで高値圏で推移しています。
2004年10月15日 原油価格が取引開始以来の最高値を更新。1バレル54.93ドル
2005年4月6日 レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均、消費税込み)は、前週比4円上がり1リットル122円となった。122円を付けたのは1995年3月末以来、約10年ぶり
2005年6月23日 史上初の1バレル60ドル台に
2005年8月29日 1バレル70.80ドルをつけ過去最高高値を更新
2005年9月7日 ガソリンの平均店頭価格(5日時点)は1リットル当たり130円となった。130円台に乗せたのは13年8カ月ぶり
2005年10月20日 1バレル62.41ドル
三菱商事株式会社<東証1部 証券コード8058>
株価:2055円(10月18日時点)
配当:18円
*石油、ガス探鉱開発事業への投資は事業の中核の1つ
国際石油開発株式会社<東証1部 証券コード1604>
株価:776000円(10月18日時点)
配当:4000円
*主にインドネシアやオーストラリアで石油や天然ガスの探鉱を実施
日揮株式会社<東証1部 証券コード1963>
株価:1778円(10月18日時点)
配当:8.5円
*石油精製プラント等の建設に実績あり
トヨタ自動車株式会社<東証1部 証券コード7203>
株価:5210円(10月18日時点)
配当:65円
*ハイブリット車生産の再大手
原油価格の上昇によって利益を上げる企業は多くありません。航空会社などの運輸関連業や鉄鋼会社をはじめとする製造業など利益を圧迫されてしまう企業の方が圧倒的に多いのが現状です。世界の主要な会議でも原油価格の高騰は大きな問題として扱われています。
米国の著名な石油専門家であるマシュー・シモンズ氏は今冬、原油および天然ガスの価格が現在の水準の2倍もしくは3倍になる可能性があると警告しました。今後は石油供給国と石油需要国のより一層の協調と対話や石油資源を無駄にしない、抑制する努力が必要になるのではないかと思います。
<参考URL> http://www.nikkei.co.jp NIKKEI NET
http://dailynews.yahoo.co.jp YAHOO! ニュース
<参考文献> 株データブック ダイヤモンド社