新日本製鉄の株価
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2001年 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
2006年 |
最高値 |
230円 |
217円 |
253円 |
294円 |
479円 |
570円 |
最安値 |
145円 |
119円 |
127円 |
203円 |
242円 |
370円 |
2001年度と2005年度の比較
売上高 2兆5814億円 ⇒ 3兆9063億円
営業利益 730億円 ⇒ 5763億円
売上高営業利益率 2.8% ⇒ 14.8%
セグメント別売上高
製鉄事業 1兆8282億円 ⇒ 3兆0575億円
営業利益 235億円 ⇒ 5140億円
売上高営業利益率 1.3% ⇒ 14.3%
*製鉄事業は新日本製鉄の売上高の78.3%
化学・非鉄素材事業 3262億円 ⇒ 3731億円
営業利益 104億円 ⇒ 270億円
売上高営業利益率 3.2% ⇒ 7.2%
2006年度決算の業績予想は2005年度と比較して増収減益である。大きな理由の一つとして2005年度には原材料の高騰により830億円の在庫評価益をしたが、今期はこの影響が剥げ落ちるためである。ただ鋼材の出荷量や消費量などは中間期決算と比較して前期比プラスに推移しているので実質的には増益である。
主要国の粗鋼生産量<2002年度と2005年度の比較>*単位 百万トン
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2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
日本 |
107.7 |
110.5 |
112.7 |
112.5 |
米国 |
91.6 |
93.7 |
99.7 |
93.3 |
中国 |
182.2 |
222.4 |
280.5 |
349.4 |
世界合計
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2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
世界 |
903.8 |
969.1 |
1066.5 |
1129.3 |
全国普通鋼鋼材需要部門別消費量
|
2001年 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
建設 |
29.2 |
27.9 |
27.2 |
27.8 |
27.9 |
自動車 |
11.4 |
12.4 |
12.8 |
13.1 |
13.4 |
電気機械 |
3.8 |
3.6 |
3.7 |
3.9 |
3.9 |
鉄鉱石の輸入数量
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2001年 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
輸入合計 |
125.3 |
131.8 |
132.4 |
134.9 |
130.1 |
新日鉄 |
41.4 |
45.7 |
45.5 |
45.1 |
46.2 |
原料炭の輸入数量
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2001年 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
輸入合計 |
77.5 |
78.8 |
78.1 |
73.7 |
68.0 |
新日鉄 |
21.4 |
21.8 |
21.3 |
22.8 |
21.6 |
鉄鉱石、原料炭の平均価格推移<2001年〜2005年>
鉄鉱石 3007円 ⇒ 5251円 (1トンあたり)
原料炭 5305円 ⇒ 11448円
新日本製鉄は鉄鉱石、原料炭を開発する企業に数パーセントから数十パーセント投資しているため、一概に影響を受けているとは言えないが、利益圧迫要因の大きな原因の一つである。
鋼材販売価格(単独)<1トンあたり>
2003年3月期 4万8200円 ⇒ 2006年3月期 7万4300円
2006年には鉄鋼最大手のミタル・スチール(オランダ)が同2位のアルセロールを買収を発表したのである。粗鋼生産量は年間1億トンと、世界シェア10%超の鉄鋼メーカーが誕生するのである。他の鉄鋼企業も提携や合併を進めているのである。新日本製鉄は韓国最大手のポスコと資本提携を拡大、中国最大手の宝鋼集団からも株式持合いの提案も受けているのである。3月には2002年から株式持ち合いを含む包括提携をしている住友金属工業と神戸製鋼所との間で、敵対的買収に対する共同防衛策を決めたのである。また、インド最大の民間鉄鋼メーカータタスチールとブラジル鉄鋼大手CSNが英蘭系鉄鋼大手のコーラスグル−プ買収を目指しているのである。