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★太田寿一の頭の中(偏愛マップ)★
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☆偏愛マップの解説☆
・まずは・・・
改めて確認しておこうッ!自分の専門はファイナンスとビジネスである。表のタイトルこそ「株」と限定的に書いてあるが、実際は株も含めた全ての金融商品が対象である。さらにその枠は日本に留まることなく、アメリカからヨーロッパ、BRICsにラテン・アメリカと世界を視野に入れている。もちろん単なる商品の売買だけでなく、オフショアを利用した租税回避についても範疇である。まぁ、日本の個別株や「ノ○ラ戦略ファンド」といった投信を売買しているだけではお話にならないなッ!
だが、単にCAPMだのEBITDAだのを勉強しているわけではないッ!マネーはグローバルに世界を駆け巡る、ゆえに世界情勢にも明るくなければファイナンスは語れないのだ。そして世界情勢を学ぶには、過去の歴史を学ぶのが最も効果的である。加えて、歴史という大きな流れを学ぶことにより、今後の方向性についても知ることができる。ブラック=ショールズ式や確立微分方程式なんぞエクセルにやらせておけばいい。投資家は、パソコンにはできない“世の中の流れ”を捉えることに終始すべきなのだッ!
また、もう1つの専門であるビジネスも重要である。ビジネスも投資も意味するところは同じである。投資−コスト=利益の、利益を如何に最大にするかということであり、その手段が商品の売買であるか証券の売買であるかに過ぎない。つまりビジネスを学ぶことは投資を学ぶことであり、投資を学ぶことはビジネスを学ぶことなのだ。現在の資本主義社会を生き抜くためには、ビジネスと投資の両輪が不可欠である。・・・そーゆーことに邁進していることがわかって頂ければ、十分である。
・いよいよ内容。まずは・・・アニメ
ハッキリいって、自分は人並み以上にアニメが好きである。アニメ!見ずにはいられないッ!!・・・ってゆーか、アニオタ?・・・確かにアニメが好きなのは認めよう。だが自分の好みは、心を奮い立たせる「熱いアニメ」なのである。決して、「おにぃちゃん☆」とか「ご主人様☆」とかラリったことをぬかしおる萌えアニメなんぞはアウト・オブ・眼中である。そう、「燃えアニメ」こそが人生の生きがいなのであるッ!
その1番手として、「スクライド」を外すわけにはいかまい。知る人ぞ知る燃えアニメの傑作、男ならば1度は見ておかなければならない基本の基本である。内容としては、主人公カズマと劉鳳たちアルター(ジョジョでいうスタンド、という理解で構わない。或いはH×Hでいう念)能力者のプライドを賭けた熱いバトルである。だが、バカ(1+1=3と答えるw)だが誰よりも真っ直ぐな心を持つカズマの思い、かつ熱い台詞と生き様がこのアニメの醍醐味だ。それ以外にも、カズマのライバルとして存在感を発揮する劉鳳、頼れる漢(おとこ)として君臨するストレイト・クーガー、サンライズの技術がいかんなく発揮されているエマージー・マクスフェル、その少し情けない姿が視聴者の共感を誘う橘あすか(社長)など、魅力的なキャラが満載だ。そして23話(シェリス・アジャーニ)での健気なシェリス(女)の姿は、涙を流さずして見ることはできまい。スクライドには、少年アニメの全てが詰まっているといっても過言ではない。・・・加えて毎回の予告では、若本規夫(セルの声)のナレーションが聞けるのも嬉しい(笑)
スクライドだけでこんなに語ってしまったが、まだまだある。ニヒリズムの境地である「キノの旅」もあの世まで持っていきたい傑作である。・・・スクライドとは方向性が全く違うが、世の中の不条理、残酷な真実にほくそえむ中二病患者のマストアイテムということができるであろう。この作品は、原作がライトノベルであるが、内容はアニメ化されて大きくグレードアップしている。「予言の国」では圧倒的にアニメに軍配が上がるであろう。「人を喰った話」でニヤリとでき、「優しい国」で涙を流すことができるのは間違いない(後者は、2度目・3度目に見たときに、涙がこぼれてくるであろう)。大人の嗜みとして、是非ともご覧頂きたいと思う。
純粋にアニメーションの美しさを堪能したいのなら、「蟲師」がいいだろう。心に染み入るストーリーはもちろん、情熱をもつ日本人スタッフによって描かれている作画は最高のクオリティである。一切CGを使わず、セル画だけで作られているとは到底思えまい。心を洗い流したいときには、もってこいの一作である。
その他にも、面白いアニメはたくさんある。パロディ(エヴァ、ガンダム、サムライトゥルーパーetc.)でマニアの心をくすぐる「ケロロ軍曹」や、主人公の心の成長とマシン・バトルを描いた「サイバーフォーミュラ」、ひきこもりのリアルな心情を描き、反面教師として留めておきたい(かつ多少のシンパシーを感じる)「N・H・Kにようこそ!」など・・・・・・いや〜、アニメってホントにいいものですね(笑)。ただ1つ言えるのは、こうした傑作を見ないで人生損してる!ということである。
・・・・・・えっ?最後の「その他某系統ゲーム原作系」って何って?・・・・・・・・・・・・・・それはご想像にお任せします。つまり、そーゆージャンルです(爆)。まぁフォローしておくと、多少×××なシーンが入ってるだけで、ストーリー自体は他のアニメと遜色はありませんから A^_^; 「KがNむE」は登場人物の心情が丁寧に描かれていてクオリティが高いし、「F/S N」は主人公強い思いとヒロインの絆に多少心が討たれますし、「HのNに」は、本格ホラー・サスペンスとして楽しめます。・・・これは主人公の声がカズマと一緒だったり(笑)。見ていて何度も、「シェルブリット出せばいいのに・・・」という無意味な呟きをしていました A^_^;
いやー、本物のアニメがある日本に生まれてよかった!!!
・次は…関連あるから、マンガにしよう
まぁ、アニメ化されているマンガも多いが、基本的には映像になるとクオリティは下がる。特に「るろ剣」はひどかった…orz ということで、主にアニメよりマンガが優れている作品や、まだアニメになっていない作品がメインとなる。
まず紹介しなければならないのは、「シグルイ」。山口先生による圧倒的な描写力、そして武士の世界観が問答無用に描かれている背景など、ページをめくるのが楽しみやら怖いやらのワクワクする傑作である。…まぁ、自分はグロは全然平気な人間だから、ゾクゾクしながらページをめくっているが
(・∀・) ストーリーを30字以内でいうと、「藤木源之助や伊良子清玄らによる問答無用の殺し合い」ということになる。もっと単純にいうと、内臓ドバーッ、脳みそドピューッが楽しめるマンガである、というところか。そう、このマンガには複雑な伏線はそう多くはない。単純に描写力で魅せるマンガなのである。ストーリーで魅せようとする(代わりに絵がヘタな)マンガが多い中、純粋に心から惹かれる数少ない傑作であることには間違いない。
そして、シグルイ並みに翌月が楽しみなマンガといえば、「鋼の錬金術師」である。これは現時点ではマンガの方が面白いかな。・・・まぁ、地上波だと51話という制約があるけど。この作品は、前述したとおり次号が楽しみでたまらなくなるマンガである。伏線の張り方、回収の仕方が絶妙であり、かつキャラクターの苦悩や強い思いが丹念に描かれていて、全てのキャラクターが人間臭くて、魅力的で、愛すべき者たちばかりである。そして彼らが織り成す人間模様に毎回深く考えさせられるのである。だが、それと同様に外せないのが、単行本に収録されているギャグテイストの4コマ漫画である。やはり優れた作家はギャグでもシリアスでも何でもできるんだなーと感じざるを得ない。
良作ならば、少年漫画とか少女漫画とかいった区切りは必要ないと思う。実際、CLAMPの作品(「X」とか「魔法騎士レイアース」とか)は目を見張るし、「彼氏彼女の事情」、「桜蘭高校ホスト部」、「赤ちゃんと僕」などヤローが読んでも楽しめるマンガは多い。そんな中で自分が最もオススメするのが「フルーツバスケット」である。「異性に抱きつかれると物の怪に変身してしまう」という、一見ファンタジーを感じさせる設定を媒介として、人が心に抱く深い悩み・苦しみを鮮やかに描き出した名作である。誰もが1度は心に感じたことのある心の寂しさを汲み取り、優しく包んでくれるさまに涙を流さずにはいられない。・・・キャラの描き分けは微妙だけどw
すでに気付かれたとも思うが、上2つの作品の作者は女性である。やはり女性は男性と違って繊細に描くことができるのであろう。そして女性による新しい視点での野球漫画が「おおきく振りかぶって」である。これまでの野球漫画は、「巨人の星」のようなスポ根系、「アストロ球団」のような野球の皮をかぶったギャグ系、「ドカベン」のような超人・変人続出のファンタジー系といったいかにも現実的でない作品が多かった・・・特に魔球とか。だがこの作品は、そうした超人技に頼ることなく、選手たちの心情やゲームの流れ、状況に応じた作戦の変化などをこと細く描写している。野球漫画の新境地を築き上げたといっても過言ではないだろう。
そういえば、「クロサギ」も絵を描いているのは女性だったりする。・・・まぁ、これはたまたまであると思うが。この作品は、詐欺がいかに行われているかを紹介したノンフィクション系のマンガである。純粋に楽しむというよりは、知識として蓄えておくといった意味合いが強い。今後は、主人公のもつ暗い過去をいかに清算していくかという、本線とは全く関係ないところをいかに描くかが重要だと考えている。ここで、「フルバ」や「ハガレン」のように一種の哲学を挿入できれば、時代に名を残す傑作になるのは間違いない。単なるノンフィクションで終わらせるには、もったいない設定をもっているだけに、何としてもガンバってもらいたい。
以上が主な大好物であるが、こうした一級品だけでなくゲテモノに値するものも結構好きである。その代名詞といわれるのが、「魁!男塾」であろう。2006年風にいえば風説の流布にあたるトンデモ作品であり、当時の少年たちの心を弄んだ、何だかやり切れない作品である。一体何万人の純粋な子供たちが民明書房に騙されたことか。加えて今さら目が見えないとかぬかしおる月光、数時間で切られた腕が再生する羅刹先輩、10年以上学校に居座っている(四捨五入すると30歳の)大豪院邪鬼先輩・・・。こんなブっ飛んだと人たちに加え、何だかんだいって結局主要なキャラは絶対死なない設定・・・(「おぉ、お前生きていたのか!」とか何回繰り返すねん (--#))。・・・もはや苦虫を噛み潰した顔をするしかあるまい。まぁ、何も考えずに楽しめるという意味ではオススメだが。
・競馬に対する愛情は異常
よく思うのだが、競馬ってスポーツでいいのかね?「すぽると」ではきちんと放送されているが、なにぶん本屋ではギャンブルコーナーに置いてあるんですけど・・・。まぁそんな小さなことは置いといて、僕の競馬に対する熱い思いを受け止めてもらおう。
まず馴れ初めだが、これはダビスタ(ダービースタリオン)である。これをやりこんでいくうち、現実の競馬に対する思いが強くなっていった。ちなみに、1番最初に見た重賞競走はウメノファイバーが勝ったクイーンC、初めて見たGTはプリモディーネが勝った桜花賞。前年の有馬記念とその年のフェブラリーSは、ダビスタに忙しくて見ていませんでしたwww
わかる人はわかると思うが、ダビスタ出身ということから、自分はバリバリの血統派である。これまで様々な配合理論に触れてきた・・・。ニックスやインブリードに留まらず、父母相似配合や中島理論、I理論、基準交配、ダブルコピー牝馬などなど(当然ですが面白い配合はありませんw)。血統学は生き物を相手にする学問なので、終わりがない。というか、その中身は、生物と化学と数学と歴史を組み合わせた非常に難解なものである。でも、この難解なのがいいッ!とも思ってたりもするw
次は僕の好きな馬について語りたいと思う。二つ名付きでご紹介しよう。
“最強の刺客”ライスシャワー(父リアルシャダイ 母ライラックポイント 母の父マルゼンスキー)
旧3〜6歳時:25戦6勝(GT3勝)
主な勝ち鞍:’92菊花賞(GT)、’93天皇賞・春(GT)、’95天皇賞・春(GT)、’93日経賞(GU)など
・競馬の神様・大川慶次郎をして、「ヘビーステイヤー」と言わせしめた馬。GT3勝は、菊花賞と天皇賞・春×2と全て3000m以上のロングディスタンス。だが彼を語るとき外せないのが「黒い刺客」という言葉である。これは、彼が超一流のヒールであったことに起因する。
・旧3歳でデビューしたライスシャワーは、その年3戦2勝の戦跡を収めて翌年のクラシックに挑む。だが、彼の前に立ちふさがったのは、前年の旧3歳王者・ミホノブルボンであった。サイボーグとも揶揄されたミホノブルボンは、その圧倒的なスピードで皐月賞・ダービーの二冠を達成する。秋のトライアルも制したミホノブルボンは、無敗のまま三冠最終戦の菊花賞に挑む。一方のライスは、皐月賞8着・ダービー2着と距離が伸びる毎に成績を上げていく。そして迎えた菊花賞では、ミホノブルボンをマークし、最後の直線で差し切って勝利、同馬の三冠達成を阻んだ。ライスとパートナーの的場均騎手(現調教師)による会心の勝利であった。この時京都競馬場を包んだのは、勝者への歓声ではなく溜息であった。
・旧5歳となったライスは、目黒記念(2着)・日経賞(優勝)を経て、最強馬決定戦である天皇賞・春に挑む。だが、その前に立ち塞がったのは、最強のステイヤーといわれていたメジロマックイーンであった。同馬は前年・前々年と天皇賞・春を制しており、史上初となる三連覇がかかっていた。関係者やファンを含む誰もがマックイーンの勝利を疑っていなかった。だが、究極の仕上げで挑んだライスは、菊花賞同様マックイーンを徹底的にマークし、最後の直線で突き放した。京都競馬場は再び深い溜息に包まれたのである。またこの時から、その戦跡と黒く光る馬体から、人々はライスを「黒い刺客」と呼ぶようになったのである。
・だが天皇賞以降、ライスは低迷を続ける。その年の秋は4戦するも、いずれも凡走に終わった(3着、6着、14着、8着)。翌旧6歳時には、京都記念(5着)を経て挑んだ日経賞(2着)で復活の手ごたえを感じさせるも骨折、休養明けの有馬記念こそ好走(3着)するが、翌旧7歳になって挑んだ京都記念・日経賞とも6着に凡走。このとき誰もが、「ライスは終わった」と感じていた。
・そして迎えた2度目の天皇賞・春。この年、絶対的王者であったナリタブライアンが故障により回避していたため、レースは戦前から混戦の模様を呈していた。1番人気は重賞2連勝中のエアダブリン、ライスは唯一のGT馬でありながら4番人気に甘んじていた。レースは淡々と進み、向こう正面でライスは上がっていき3コーナー手前で先頭に踊り出る積極策に打って出た。そして直線に入ると他馬を突き放していく。その差は広がっていき、このまま逃げ切るのか、と思われた刹那、ステージチャンプが強襲してくる。ゴールはほぼ同時だったが、わずかにライスが先だった。久々の勝利を挙げたのは、2年前と舞台であった。
・その後ライスは、得意の京都競馬場で行われる宝塚記念に出走した。ファン投票で1位に推されての出走だったが、そのレース中に転倒し、左第一指関節開放脱臼という重度のケガを負った。そしてその場で安楽死処分がとられた。
・現在ライスシャワーは、生まれ故郷である
“最速の国産車”ネーハイシーザー(父サクラトウコウ 母ネーハイテスコ 母の父テスコボーイ)
旧3〜6歳時:23戦8勝(GT1勝)
主な勝ち鞍:’94天皇賞・秋(GT)、’94毎日王冠(GU)、’94産経大阪杯(GU)など他重賞2勝
・走るたびに伝説をつくり、また走らずして伝説ともなったマルゼンスキー。圧倒的なスピードで“スーパーカー”とも呼ばれた彼は、現役時代2度のレコード勝ちを含む8戦無敗の成績を残した。そして彼の孫にあたるのが、生涯3度のレコード勝ちを収めたネーハイシーザーである。
・旧3歳12月にデビューを果たしたネーハイシーザーは、出世が遅れたためクラシック戦線には乗れなかった。だが、ダービー後に行われた重賞・中日スポーツ賞4歳Sでは、8番人気の低評価を覆し当時の日本レコードで快勝。続く神戸新聞杯は、ビワハヤヒデの2着に入るものの、その次の菊花賞では、レース中に心房細動を起こしたため、勝ったビワハヤヒデから40秒遅れたシンガリ負けを喫した。ちなみにこの時の上がり3ハロン(600m)のタイムは61.8秒である(普通は35〜6秒)。
・旧5歳になったネーハイシーザーは、年明け3戦目の産経大阪杯で重賞2勝目を飾る。続く京阪杯をコースレコードで制するも、宝塚記念はビワハヤヒデの前に完敗に終わった。だが秋緒戦の毎日王冠をレコード勝ちすると、続く大一番である天皇賞・秋では、ビワハヤヒデの故障もあったが、1分58秒6という優秀な時計(当時のレコードと0.4秒差)でGT制覇を果たした。祖父から受け継がれた圧倒的なスピードが、開花した瞬間であった。
・この後ネーハイシーザーは、有馬記念に出走するもナリタブライアンの9着に大敗する。旧6歳時は3戦するも勝利を収めることはできなかった(9着、6着、14着)。その後屈腱炎を発症したため長期にわたる休養に入る。翌3月に復帰を果たすものの、2戦後にまたしても屈腱炎を再発したため、引退し種牡馬入りした。
・種牡馬となったネーハイシーザーは、種付け料無料ということで多くの牝馬を集めた。その中からヒマラヤンブルー(巴賞勝ち、東京スポーツ杯3歳S2着、函館記念2着、朝日チャレンジC3着など)という活躍馬が出たが、その後先細りとなり2005年に種牡馬を引退した。現在は生まれ故郷である大道牧場で余生を送っている。(全成績)
“1マイルの雷帝”トロットサンダー(父ダイナコスモス 母ラセーヌワンダ 母の父テスコボーイ)
旧4〜8歳時:22戦15勝(GT2勝)(うち中央競馬:13戦7勝)
主な勝ち鞍:’95マイルチャンピオンシップ(GT)、’96安田記念(GT)、’96東京新聞杯(GV)など
・「この領域なら絶対に負けない」というものを持っている人は多いであろう。馬もしかり、である。トロットサンダーは1マイル(1600m)では生涯1度も負けなかった、マイルにおける絶対王者である。
・トロットサンダーがデビューを果たしたのは、中央競馬ではなく公営・南関東の浦和競馬であった。旧4歳7月という遅いデビューながら、いきなり5連勝を果たす。6戦目(1400m)で2着に敗れるも、その後2連勝を果たした。だが、その後重度の骨折を患う。復帰できる可能性は低いといわれたが、1年3ヵ月後見事に復活を果たす。そしてこのレースを最後に、9戦8勝の成績を引っさげて中央競馬へ移籍したのであった。
・移籍緒戦こそ2着に敗れるも、その後条件戦を連勝する。そして中山記念(1800m)で重賞に挑戦するも、7着に終わる。その後、勝ち星を1つ積み重ねて挑んだ札幌記念(2000m)では、1番人気に推されるも7着に敗れた。続く函館記念(2000m)も7着、毎日王冠(1800m)は3着に終わり、トロットサンダーはオープンクラスの壁に当たったかのように見えた。
・だが、トロットサンダーは続くオープン特別のアイルランドT(1600m)を圧勝すると、GTマイルチャンピオンシップ(1600m)に挑む。このレースにはビコーペガサス、ヒシアケボノといった海外生まれの強豪が揃っており、トロットサンダーは彼らに続く4番人気に留まっていた。だがレースでは疾風のような豪脚を見せて快勝、見事GT制覇を果たした。ちなみに2着に入ったメイショウテゾロは16番人気という低評価であり、枠連の払い戻しは10万4390円という高配当であった。
・旧8歳になったトロットサンダーは、2月の東京新聞杯(1600m)から始動。これを制するも、続く京王杯スプリングC(1400m)は前年の安田記念を制したハートレイクの3着に敗れた。そして挑んだ安田記念(1600m)では、後に宝塚記念を制するタイキブリザードとの叩き合いに勝ち、見事GT2勝目を飾った。
・安田記念後、脚部不安を発症したことと馬主サイドのトラブル(名義貸しによる違法行為)によって引退することとなった。種牡馬となったトロットサンダーは、地味な血統のせいもあって繁殖牝馬に恵まれず、公営のウツミジョーダン(報知オールスターC、しらさぎ賞、北上川大賞典など)を出す程度の活躍に留まった。そして2004年11月20日、公に報じられることなく静かに息を引き取った。(全成績)
・・・以上、特に好きな3頭について語らせていただいた。他にも、“最強の4角先頭馬”タップダンスシチーや“奇跡の体現”ヒシミラクルなど、個性的かつちょっぴりマイナー(血統)な馬が大好きである。ことマル父(父内国産馬。父仔2代以上日本で生まれた馬)には目がなかったり A^_^; ちなみに現在のお気に入りはアサヒライジング。父がロイヤルタッチ、母の父がミナガワマンナ、叔父にアサヒエンペラー・・・マル父好きにとっては垂涎ものの1頭である。またドリームジャーニーを外すこともできまい。父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンという血統の馬が、GTを勝ったときには感涙にむせたものである。是非とも2007年のダービーを、いや三冠を獲ってもらいたい。
なお上で紹介した3頭は、現役時代を見ることができず、後に知った馬である。しかし、ネーハイシーザーの産駒であるヒマラヤンブルーはずっと追いかけていたり。4歳時の札幌記念は応援に行ったが、GT馬をはじめとする有力馬に混じっての5着には興奮しましたよ。何といってもあのレースは、勝ったのが桜花賞・秋華賞を勝ったテイエムオーシャン、その年のマイルチャンピオンシップを勝つトウカイポイント、重賞戦線で長く活躍したコイントス、ダートGT6勝のアドマイヤドンといったメンバーの続く5着だからね。・・・ただ、結局重賞を勝つことができなかったのが残念。今(2007年2月現在)は公営・兵庫で現役を続けているらしいが・・・。
そんなこんなで、競馬に関わってかれこれ10年近くになる。その中で、いい出会いもあれば悲しい別れもあった。大声を上げて喜んだり、静かに涙を流して悲しんだりもした。でも、そうした全てを受け止めて、生涯ずっと関わっていきたいと思う。
やっぱり競馬が大好きだからね。
・
・・・のです、はい A^_^; 海の幸・山の幸・畑の幸・・・など、採れるものはいいものばかりだし。そんなのを食って育ってしまったゆえ、群馬の中途半端な食材にはどーしても眉をひそめてしまう。特に寿司は食えたもんじゃねェ
(゚д゚) 1番落差を感じてしまったのはウニかな。実は14歳の時、密漁したウニ(あくまでも拾い食いする程度の数。そこら辺は地元の人も了承済み)を食べたことがあるのだが・・・これがケタ違いにウマかったッ!濃厚な香りもさることながら、ウニの粒の1つ1つが旨味を凝縮していて、かつ存在感もタップリで・・・。あの味は8年以上経つ今も忘れることができない
(T∀T)
基本的に和食好きである。米と魚と味噌汁があれば幸せ・・・・・・やっぱり日本人だからかな。まぁ、時々食べる焼肉もたまりませんがねw それと中華料理も好きで、よく作ったりする。まぁ、中国でマシなのは料理くらいだけどwwwww。
・テレビはアニメと大河ドラマぐらいしか見ませんが、
まぁ、最近のドラマやバラエティーは面白くないし。ヤラセやお決まりのパターンばかりで全く見る気にならんね。特にドラマの劣化具合は異常。映画の焼き直しや過去の作品の続編ばかりで、これじゃあ視聴率が20%ソコソコで終わるのも仕方ないわ。結局去年1番面白かったドラマは、「小早川伸木の恋」だったし。あーいう作品がもっと増えればいいのだが・・・。取りあえず、今(2007年1クール目)見ているのは「ハケンの品格」かな。・・・まぁ内容的には、「ショムニ」をスケールダウンした程度にしか感じないけど。それでも見てるのは、チームナックスのメンバー(大泉洋、安田顕)が出ているからということだけでしてww ぼかぁ(僕は)あの2人が被り物をしているときから知ってるからね。それを考えると出世したよなぁ・・・(遠い目)。まぁ、彼らが日の目を見るきっかけとなったローカル・バラエティ「水曜どうでしょう」は、実際面白いし。正直いって、見ているうちにハマっていく感じ。僕も気付いたら虜になっていたし。大の大人が繰り広げるバカバカしい企画のオンパレードは、DVD化もされてるので、機会があれば是非一度ご賞味あれ。
・野球をしていたら、ひいきのチームの1つや2つ・・・
もう10年以上広島カープのファン。きっかけはよく覚えていないな・・・。多分『はだしのゲン』に載っていた、ひもじいカープに同情したのが原因であるようなないような・・・。
まぁそれはともかく、今はそれを抜きにして大好きである。男の決断を下した球界最強の右腕・黒田や、ベースを投げる監督・ブラウンなど、魅力的な人物が一杯いる。その中でも特に緒方孝市選手が1番好き。彼のような、打ってよし走ってよし守ってよしの三拍子そろったプレイヤーが理想型である。盗塁王を3回も取って、20本以上も本塁打が打てる選手はそうはいまい。足のケガさえなければ、もっとスゴい活躍ができたのに・・・。
そして平成期の広島を語る上で外せないのは前田様である(様付けはデフォ)。落合監督や星野監督、イチローをはじめとする一流の野球人が、真の天才だと認めた超一流の選手。何でも11シーズンに渡る打率3割以上は現役では1人だとか。あと、6000打数以上の打率が3割を超えているのも現役では彼1人だけだとか(通算では長嶋さん他7人しかいない)。そして何より、ホームランを当たり損ねだと言ったりwwwww 他にも、1ホーマー5打点の大活躍を「大したことない」と言ってのけたり、ヒットを打ったのに「もうダメだ」と泣き崩れたり・・・。天才の考えることはサッパリわからん・・・・・・。
・最近まで尊敬する人はいませんでした
「いや・・・なんだかんだいって、所詮人間なんていいところもあれば悪いところもあるでしょう?特にスポットライトがあたる強い人間こそ、濃い影をもつわけでして。その人のいい所にだけ酔えるほど、子供でもないんスよ僕は・・・」
・・・と最近(2006年10月)までは思っていた。だが、こんなひねくれた僕の心を射止めた男性が現れたんですよッ!(注:ウホッ!な意味ではないwww)。その名はケマル・アタテュルク、トルコ独立の父です。
彼がスゴいのは、トルコを単に独立させたからスゴいのではない。善き独裁者として、欧米列強(+悪の帝国)からトルコを守り、政教分離の民主主義国家を誕生させたからスゴいのである。
共和国以前のトルコは、ご存知のとおりオスマン帝国が支配するイスラム教が絶対の宗教国家であった。イスラム教といえば、「コーランか、剣か、死か」(異教徒は認めない、無神教は天敵)というほどの危険思想をもち、女性がレイプされたのならレイプするほどの魅力をもった女性が悪いッ!と言うほどの女性蔑視集団である(イスラームの方ナマ言ってゴメン)。
ケマルが生きていた時代は、欧米列強が植民地を手に入れようと弱肉強食の争いを繰り広げていた「夢のある時代」であった。アジア諸国は、支那をはじめとして多くが白人の箱庭となっていた。オスマン帝国も例外ではなく、国家は弱体化・腐敗化しており、いつ自分たちの国が他国に蹂躙されてもおかしくない状況だった。加えて忍び寄る天敵ギリシャ、ロシア(後の悪の帝(ry)の影・・・。
こうした状況の中でケマルは、帝政を打破し、イスラム教による政教一体を廃し(注:コーランには政治の方法が書いてあるため、イスラム国家は必然と政教一体になる)、西洋風の議会制民主主義を導入し、トルコ共和国を独立に導いたのである。
(ちなみにケマルがこうした西洋風の改革を日本の明治維新を手本に行ったのは有名のようで有名でない話。彼の尊敬する人物は明治天皇だったそうな)。
・・・とはいえ、独立当初のトルコは民主国家としてはまだまだ未熟。依然として大国がその領土を虎視眈々と狙っている。このような状況の中で、ケマルは自らが率いる共和人民党による一党独裁体制を敷いた。反逆する者は逮捕し、時には極刑に至らしめ、ドラスティックに改革を推し進めましたのだった。
しかしこれらは、トルコが国家として生き残っていくために選ばざるをえない手段だった。かつて戦友だった将軍たちを反逆罪で処刑した翌日に、ケマルが行った演説に全てが込められている。
「自分は数えきれないほど戦場で死と直面したし、必要とあれば明日にでも再び命を戦場でさらすつもりでいる。
だが、それはすべて、祖国を強力な独立国家にしたいがためである。
自分は、自分の生きがいである唯一のもの、すなわちトルコ国民を、進歩へ向かって導かねばならない。
我が国民が進歩への道をしっかりと、そして方向を間違えることなく歩めるようになった時、自分はすべての権力を手放すつもりでいる。
だが、我が国民の歩みはまだ始まったばかりなのだ。
すなわち、自分を殺すことはトルコ国民の未来を奪うことなのだ。
もっとはっきり言おう!
現在の時点においては、自分がトルコだ!」
・・・現実のところ、独裁は統治の方法として最も効率的な方法であり、かつ優秀な人物によるものであれば最も望ましい結果をもたらすのである。これは国家よりも企業を見ていただければおわかり頂けると思う。というのも、伸びている企業はワンマン社長による強いリーダーシップを持つ会社が多い。というより、企業が組織的な発展を遂げるのであれば、アーリーステージでは独裁が必要不可欠なのだ。
(このことから逆に、共同経営の企業が伸び悩む理由もおわかりいただけるであろう。指令系統が複数ある場合、組織としては脆弱になり、結果瓦解してしまうケースが圧倒的に多い。そのため知り合いと事業を行う際は、どちらがトップであるかをきちんと決めることが大事である。そしてナンバー2は、ナンバー2に徹しなければならない)
もちろん、独裁は善君によって行わなければならないことは歴史が証明している。ケマルは歴史上数少ない善き独裁者として国家を導いた英雄である。ならば、一国一城の主はケマルから学び、自らの経済的独立を勝ち取っていかなければならない。
自分利自分欲に走らず国家に尽くし、宗教という偏った思考を廃し、公のために泥水をも飲んだケマル・アタテュルクという人物を、多くの人に知ってほしいと強く思う。
・・・以上で偏愛マップの解説は終了です。本当にお疲れ様でした。・・・って、全部読みましたか?(・∀・)いや、多分読んでないでしょうね。こんなものを読むのは古今東西自分だけと決まってますからwwwwwwww