このページでは、企業小説・ノンフィクションの作品を紹介しています。

やはり理論書だけでは肩が凝ってしまいます。赤キャビンでも燻らせながら、実体経済をとくと楽しみましょう。

結構古い本もありますので、入手はお早めにどうぞ。

 

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レビュー

 

『社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由』

 

評価:★★★★★

ITベンチャーの先駆けともいうべき存在ですが、銀行に見捨てられたがために、あっという間に転落した悲劇の会社の物語です。・・・この頃に直接金融が発達していればね。実際この後、IPOが一般化したお陰で、クソみたいなベンチャーでも上場して、カネを巻き上げることが可能となりました。そう、彼は運がなかっただけなのです。

1998年 板倉雄一郎(著)、日経BP社

 

『追われ者―こうしてぼくは

上場企業社長の座を追い落とされた』

 

評価:★★★★★

 こちらは更に悲惨なケースですね。上場したのはいいものの、協力してもらった会社はオラオラ営業と違法行為を平然と行なう毒虫、カス中のカスで、最後にはこの会社に社長の座を奪われてしまいます。ちなみに、この松島庸氏と堀江貴文氏、そして藤田晋氏は“IT三羽烏”と呼ばれていましたが・・・。さて、残りの1羽はどうなりますかね。

2002年 松島庸(著)、日本経済新聞社

 

『株主総会』

 

評価:★★★★☆

 「総務の人間が株主から送られてくる委任状を上手く利用したら・・・」というifを物語にした迫真の企業小説です。まぁ、これはあくまでもフィクションですが、もし僕が現実に主人公と同じ立場になったら、「いっちょやってみっか!」と言い始めるかも知れません。

1999年 牛島信(著)、幻冬舎

 

『株主代表訴訟』

 

評価:★★★★☆

 日本的経営とアメリカ型資本主義の差異が生んだ、当事者にはたまったもんじゃないお話です。取締役や監査役なんて名誉職なのに・・・何て言ってると、世の中から取り残されてしまいます。身を守るために、広範な知識を逐一身に付けておきましょう。

2000年 牛島信(著)、幻冬舎

 

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