X-trail Jam in Tokyo result

 

1.X-trail Jam in Tokyo

  去る12月11日、12日の二日間、スノーボードの祭典の一つであるX-trail Jam in Tokyoが東京ドームにて行われました。

2.結果

 ・12月11日 クウォーターパイプ 〜セッションスーパーファイナル〜

Rank

Bib

Name

Country

Point

1

3

Andy Finch

USA

351

2

9

Travis Rice

USA

339

3

6

Terje Haakonsen

NOR

323

4

13

Rio Tahara

JPN

320

5

10

Gian Simmen

SUI

290

6

2

Jonas Emery

SUI

275

7

1

David Benedek

GER

273

 Terijeの連覇を阻止したのが今回初参戦のAndy Finchでした。ハーフパイプなどR系を得意とする選手で、昨シーズンThe Arctic ChallengeQPで高さ8mオーバーのエアーを繰り出し見事ハイエストエアーに輝きました。独特の回転軸で繰り出すハイエアーで今年の「ハイエストエアー」最有力選手という前評判でしたが、今年もハイエストエアーを獲得したのは日本の田原ライオでした。

 

 ・12月12日 ストレートジャンプ 〜スーパーファイナル〜

Rank

Bib

Name

Country

1st

2nd

Best Run

1

11

Heikki Sorse

FIN

250

315

315

2

3

Andy Finch

USA

240

246

246

3

9

Travis Rice

USA

225

228

228

 昨年覇者のGian Simmenは予選落ちという結果の中、今年のストレートジャンプを制したのは世界で一番高く飛んだ男、スイスのHeikki Sorseでした。14歳でスノーボードを始め2001年のThe Arctic Challengeのクォーターパイプで高さ9.35mを記録し、この記録は86年にインゲマー・バックマンが記録した7mを大幅に更新するものでした。その後ソルトレイク五輪にもフィンランド代表として出場、モヒカン頭と、圧倒的な高さ・技のバリエーションで世界中の度肝を抜き、第3X-TRAIL JAMクォーターパイプではテリエの3連覇を阻止して優勝を飾りましたが、昨シーズン、タイトルを獲れなかった雪辱を今大会では優勝という結果で返り咲きました。

 

3.海外招待ライダー

Terije Haakonsen

1回・第2回・第4 X-TRAIL JAM クォーターパイプ優勝
3X-TRAIL JAM クォーターパイプ 第3位/

ストレートジャンプ 第3
スノーボード界のカリスマ

出身:ノルウェー・テレマーク/生年月日:1974/10/11[29]/スポンサー:BURTON SNOWBOARDSほか/
スノーボード歴:16年/スタンス:レギュラー

Gian Simmen

3X-TRAIL JAM クォーターパイプ 第2
4X-TRAIL JAM ストレートジャンプ 優勝

出身:チューリッヒ・スイス/生年月日:1977/2/19[27]/スポンサー:SANTA CRUZほか
スノーボード歴:14年/スタンス:レギュラー

Travis Rice

3X-TRAIL JAM ストレートジャンプ優勝
4X-TRAIL JAM クォーターパイプ第2

出身:アメリカ・ワイオミング州/生年月日:1982/10/9[21]/スポンサー:Rossignolほか
スノーボード歴:10年/スタンス:グーフィー

Heikki Sorse

3X-TRAIL JAM クォーターパイプ優勝
世界で一番高く飛んだ男

出身:フィンランド・ヘルシンキ/生年月日:1982/2/10[22]/スポンサー:BURTON Snowboardsほか/
スノーボード歴:7年/スタンス:レギュラー

Luke Mitrani

初出場
ショーン・ホワイトの再来

出身:USA/生年月日:1990/7/20[14]/スポンサー:Burton Snowboardsほか/
スノーボード歴:NA/スタンス:レギュラー

David Benedek

初出場

出身:ドイツ/生年月日:1980/3/6[24]/スポンサー:SALOMON Snowboardsほか/
スノーボード歴:14年/スタンス:レギュラー

Jonas Emery

2X-TRAIL JAM ストレートジャンプ 優勝
チンパンジーフリップ炸裂

出身:スイス/生年月日:1980/8/12[24]/スポンサー:Rossignolほか
スノーボード歴:12年/スタンス:レギュラー

Andy Finch

初出場
高さ至上主義

出身:USA/生年月日:1981321[23]/スポンサー:Palmerほか
スノーボード歴:NA/スタンス:グーフィー

 

4.ジャッジ

  X-trailのジャッジの面々は他のコンテストと比較しても豪華なジャッジ陣で、そのほとんどが現役で活躍するライダー達です。

 ・Jeff Brusie/出身:アメリカ 生年月日:1971414日(33歳)

  テリエと共に90年代のスノーボードシーンを引っ張ってきた1人。

 ・Bryan Iguchi/出身:アメリカ 生年月日:1973910日(31歳)

  今日本で流行しているグランドトリックを10年も前から滑りに取り入れてきた人物。Jeff Brusieと共に現役ライダー達から崇拝されているライダーの1人。

 ・Fabien Rohrer/出身:スイス 生年月日:197591日(29歳)

  長野五輪出場。以前からJeff Brusieを崇拝し続け、プロとなった今でも顔を合わせると緊張してしまうほど崇拝している。

 ・Johan Olofsson/出身:スウェーデン 生年月日:19761027日(27歳)

  斜度50度以上の超急斜面を時速120キロ以上で滑った映像は、今でもスノーボード史上最速の滑りとして語り継がれている。通称世界最速の男。

 

*参考URL:http://www.x-trailjam.net/index2.html