WAX 〜ワクシング〜

                                   

1.ベースワックスの必要性

ワックスと一言で言えどもその種類はたくさんあります。特に基本となるのがベースワックスです。仕上げで上塗りしたり、上質なワックスに含まれているフッ素は滑走面に浸透しません。そのためベースとなるフッ素を含まないパラフィンワックスが充分滑走面に吸収されていないと、フッ素パウダーやフッ素を含んだワックスは強く定着できません。高い滑走性を持ったトップワックスの性能を十分に引き出すためには、必ずベースを作ることが必要なのです。しかしながら、ベースを作るためにはワクシングを何十回も行わなければなりません。ワクシングとは『一日にして成らず』なのです。

 

2.塗り方

ワックスを生塗りする
滑走面全体に満遍なく生塗りします。アイロンに固形ワックスをあてて表面を柔らかくした方が生塗りしやすくなります。

 

ワックスを滑走面に垂らす
ワクシングペーパーの上にワックスを溶かしながら適量垂らします。

 

ワックスをアイロンで伸ばす
アイロンを止めないように滑走面全体に満遍なく伸ばします。

 

ワックスをスクレーピングする
常温まで冷えたらスクレーパーでワックスを削ります。

 

 

 

 

 

 

ブラッシング
ボラブラシでストラクチャー内の細かなワックスを掻き出し、ナイロンブラシ、馬毛ブラシの順で仕上げます。

 

ファイバーテックスで仕上げる
最後にファイバーテックス(最終仕上げ用)で仕上げます。

 

*参考URL  http://www.galliumwax.co.jp/snowboard/