マウンテンボード

1.マウンテンボードの起源

 マウンテンボードとは、1990年台頭に世界各地でスノーボードの魅力に取り付かれた人々が、夏でもスノーボードのような楽しいスポーツが出来ないかと開発を始めたのが起源です。ダート、グラス、アスファルトなど陸上の様々な場所で滑走できるように、スケートボードと比べると長いデッキと足を引っ掛けるバインディング、そして大きなゴムタイヤが特徴です。最初は小さなアイディアからの始まりでしたが、現在は企業としてグラビティーゲームス、コア・ツアーの参加や協賛。X-gamesでのデモンストレーションを開催するほどの注目を集めています。同じ頃、日本でも同じきっかけでマウンテンボードの開発が始まりました。

 

2.スノーボードとの違い

 スノーボードとマウンテンボードの大きな違いは大きなゴム製のタイヤです。スケートボードと比べてもその大きさは一目瞭然です。そしてバインディングです。スノーボードの場合二箇所で足首を固定するわけですが、マウンテンボードの場合マジックテープタイプと鉄製のバインディングの二種類があり、マジックテープタイプはスノーボード同様ですが、鉄製のバインディングは固定するというより、足をバインディングに引っ掛けるのです。このため、足首を固定し転倒した時の足首の大怪我を防止することが可能になったわけです。

 

3.トリック

 マウンテンボードではスノーボードでできるようなエアー、グラブ、スピン、フリップなどができます。

近年、板・ウィールの軽量化、トラックの安定化が進み、オーリーはもちろんインディー、ミュート、テイル、メソッド、メランコリーといったグラブ系、空中で180、360、540、720、900、1080度回転するなどのスピン系もできます。またバックフリップ、フロントフリップや、それらをスピンと混ぜ合わせたロデオ、以前からあったワンフット(飛んでいる最中に片足をストラップから抜く)と360スピンを組み合わせたワンフット360、バックフリップしながらワンフットといったエアートリックなどのスノーボードではお馴染みの技もできるようになりました。空中で板を掴み両足を抜いて体を伸ばすスーパーマンといったトリックといったスノーボードでは見られないトリックもあるそうです。またスノーボードと同じようにレールやボックスを使ったトリックも多くなってきているそうです。

 

    参考URL

http://www.mountainboarders.net/~caution/toha/tohaframe.htm