平成15年11月28日
黒沢友裕
5.1chスピーカーについて
ホームシアター
映画DVDの人気により、ホームシアターというものが普及してきている。ホームシアターといえば、防音室に大画面のプラズマディスプレイと高価なサラウンドシステムというものが従来の考え方であったが、近年では安価なセットになっているものが市場に出回っていて、6畳間でも気軽に迫力のある音と映像を楽しめるようになった。映像は少し大きめのテレビを買うか、液晶プロジェクターとスクリーンを買えばよい。そして、音はDVDプレイヤーとアンプ・スピーカーがセットになったオールインワンタイプか、DVDプレイヤーを既に持っているならアンプ・スピーカーだけのスピーカーセットタイプを買えばよい。オールインワンタイプでも10万円しないのが魅力である。
音場
音場とは空間が持つ固有の音の響き、のことである。音源から直接耳に届く直接音、音の明瞭度や音量を増大させる初期反射音、美しい余韻を与える後部残響の3要素で構成されている。ホームシアターはスピーカーを配置することによって、迫力と広がりのある音場を作り出しているのである。
5.1chスピーカー
センター・フロント左右・リア左右の5本のスピーカー(5ch)と、サブウーハーと呼ばれる重低音用スピーカー(0.1ch)のことを総じて5.1chスピーカーという。これらを使った5.1chサラウンドシステムは、圧倒的な臨場感を楽しむことができる。ちなみに映画館のスピーカーは20chあり、最近では6.1、7.1chのスピーカーシステムが出回っていることから、ホームシアターの更なる多チャンネル化が進みそうである。
参考文献
(編)著者名 |
刊年 |
書名 |
出版社 |
日経BP社編集部 |
2003年11月4日発行 |
日経エンタテインメント!2003年11月号 No.80 |
日経BP社 |
5.1chサラウンドシステムを効果的に楽しむ配置
プロジェクター フロント左 フロント右 センター
↓画面(テレビまたはスクリーン)