03,8,17
金子 朱江
夏合宿発表レポートAミュージカル
≪ミュージカルの歴史≫
17世紀初頭 オペラ
グランド・オペラ オペラ・ブッファ
(悲劇的) (喜劇的)
オペレッタ オペラ・コミ−ク レビュー
19世紀初頭アメリカへ伝わる(ミュージカルの始まり)
≪世界のミュージカル事情≫
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ニューヨーク (ブロードウェイ) |
ロンドン |
日本 |
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形態 |
保守的 ・ 制作費が多い ・ 失敗が許されない ・ 入場料が高い ・ 収入のある層が観客 ・ ブロードウェイ自体がステータス |
前衛的 ・ 制作費が(ブロードウェイより)安い ・ 演劇が生活に根ざしている |
コピー |
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批評家・マスコミ |
マスコミ(主にニューヨークタイムズ)の批評に大きく左右される。主席批評家にはかなりの権威がある。 |
バランスが取れている |
一部の有名人だけを取り扱い、批判は少なめ。 |
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上演形態 |
・ 再演ではなく、リバイバル(昔の作品を、演出,キャスト全て入れ替えて上演する)を行う。 ・ ロングランを見込んでキャストやスタッフ、装置を決める
【最長公演】 「キャッツ」/7485回 【最短公演】 1993年「赤い靴」/4回 ※原因はスタッフの不仲 |
・ 再演(演出などは同じでキャストだけが違うもの)が多い ・
【日本の最長公演】 「キャッツ」/ 5406回(再演を含む) |
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入場料 |
1980年 32ドル 87年 50ドル 91年 60ドル 2002年 100ドル(約12000円) |
ニューヨークの約60% |
2002年 11000円 |
≪ブロードウェイ公演のコスト≫
・ イニシャルコスト(初期費用)・・・最近では,舞台装置の大型化,複雑化,コンピュー
ター化によって莫大な費用が必要になる。しかしコ
ンピューター化などの初期投資は、後で人件費の 削減につながる。(=ロングラン向き)
・ ランニングコスト(運営,維持費用)・・・主にキャストの人件費。94年「ショー・ボー
ト」という作品では、キャストが71人もいた
ためにランニングコストがかかりすぎ、ヒットしたにもかかわらず約2年半で終わった。
・リクープ 初期費用を興行収入で埋め合わせ回収すること。2年以上かかるのが普通だが、回収できずに赤字で終わってしまう場合もある。
≪ラスベガスとブロードウェイのショービジネス≫
《O》
シルク・ド・ソレイユの一つ。ラスベガスのべラージオ・ホテル内の、大きなプールを備えた専用劇場で上演される。シンクロナイズド・スイミングとサーカスとミュージカルを融合させたような、幻想的かつハイレベルなショーである。
ブロードウェイと《O》の比較
《O》 ブロードウェイ
出演者の数 |
74名 |
約15〜70名 |
年間興行収入(推定) |
約8000万ドル |
約4500万ドル(最大級) |
制作費(推定) |
2200万ドル(劇場建設費は別途7000万ドル) |
600万〜1100万ドル |
平均稼動率 |
95% |
70〜75% |
平均客単価 |
110ドル |
約70〜80ドル |
公演回数 |
週10回 |
週8回 |
劇場のキャパシティ |
1800席 |
平均約1400席 |